年末年始のまとまった休みは、海外旅行を考える人も多い時期だ。ただ、円安や物価高が続くなかで、航空券やホテル、現地での食事の値段を見て、行き先や予算を考え直したという人もいるかもしれない。

モードメディア・ジャパンが運営するGLAMが、この年末年始(2026年12月〜2027年1月)に海外旅行を予定・検討している40代女性300名に聞いた調査では、73.7%が円安や物価高による何らかの影響を示す回答を選んだ。旅費をやりくりしつつ、楽しみたいところにはお金をかける人も多いようだ。年末年始に海外へ出かける予定がある人にとって、予算の配分を考えるヒントになりそうだ。

年末年始の行き先、1位は「韓国」32.7%、アジアの7つの国・地域で64.0%

この年末年始に行く(または検討している)海外を聞いたところ、もっとも多かったのは「韓国」32.7%で、「台湾」19.0%、「ハワイ」11.7%が続いた。

「韓国」「台湾」「シンガポール」「ベトナム」「タイ」「香港・マカオ」「中国」のアジア7つの国・地域を合わせると64.0%(192名)になる。一方、「ヨーロッパ(フランス・イタリア・スペインなど)」は9.3%、「アメリカ本土・カナダ」は1.3%だった。

円安・物価高による計画への影響は73.7%、行き先を近場に変えた29.7%

円安や物価高が今回の海外旅行の計画にどう影響したかを聞くと、「影響はない。予定どおりの内容で行く」は26.3%で、残る73.7%(221名)が何らかの影響を示す回答を選んだ。

もっとも多かったのは「行き先を近場(アジアなど)に変えた」29.7%で、「ホテルや航空券のグレードを下げた」24.3%、「日数を短くした」13.0%が続いた。一方、「予算を増やしてでも、予定どおりの内容で行く」と答えた人も6.7%(20名)おり、73.7%にはこの回答も含まれている。

海外を選んだ理由、1位は「日本では味わえない食・文化・景色を楽しみたい」64.7%

国内旅行ではなく海外旅行を選んだ理由(複数回答)は、「日本では味わえない食・文化・景色を楽しみたい」64.7%がもっとも多く、「日常から完全に離れられる非日常感がほしい」52.0%も半数を超えた。「頑張った自分へのごほうび」29.0%、「体力があるうちに行っておきたい」28.7%、「現地でしか買えないもの・ショッピングを楽しみたい」27.7%が続いた。

一方、「国内旅行も値上がりしていて、費用があまり変わらない」は8.3%、「年末年始の国内は混雑するので避けたい」は6.3%だった。

旅費の工夫、最多は「旅行のために、ほかの出費(外食・服など)を削っている」38.0%

円安・物価高のなかで旅費を抑えるために工夫していること(複数回答)を聞くと、「特に工夫はしていない」は4.3%にとどまり、95.7%が旅費を抑える、または旅行資金を確保するための何らかの工夫を挙げた。

もっとも多かったのは「旅行のために、ほかの出費(外食・服など)を削っている」38.0%で、「行き先を近場にする」35.0%、「ホテルのランクを下げる」29.0%が続いた。「ツアーではなく、航空券とホテルを自分で手配する」28.0%、「LCC(格安航空会社)を使う」27.3%、「ポイントやマイルを使う」24.7%など、手配の仕方を工夫する回答も20%を超えた。

円安でもお金をかけるもの、1位は「現地での食事」47.0%

反対に、円安でも「ここにはお金をかける」と決めていること(複数回答)を聞くと、「特にない(すべて節約する)」は3.0%で、97.0%が何らかの項目を選んだ。

もっとも多かったのは「現地での食事」47.0%で、「現地でしかできない体験・アクティビティ」46.7%、「ホテルの質・立地」42.7%も40%を超えた。「現地でのショッピング」22.0%、「旅行保険・安心のための費用」19.0%が続いた。

旅の前に「削る出費」と「かけたいこと」を分けておく

円安や物価高の影響を受けながらも、行き先や手配の仕方を工夫し、現地での食事や体験にはお金をかけたいと考える人が多いようだ。年末年始に海外へ出かける予定があるなら、旅の前に「削ってもいい出費」と「お金をかけたいこと」を書き出してみると、限られた予算のなかでも納得のいく計画を立てやすくなるかもしれない。

【調査概要】 調査タイトル:円安・物価高のなかの年末年始の海外旅行に関するアンケート調査 調査対象:この年末年始(2026年12月〜2027年1月)に海外旅行を予定・検討している40代女性(40〜49歳) 調査方法:インターネット調査 有効回答数:300名 調査期間:2026年9月26日〜27日 ※小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある。また、複数回答の設問は合計が100%を超える。

出典:GLAM「円安のいま、それでも海外に行く理由は?年末年始に海外旅行を計画する40代女性300人の本音」