宝石のように照り輝く肉を焼き網にのせた瞬間のときめき、焼き上がった肉をオン・ザ・ライスで掻きこむ高揚感――。焼肉は、商談前の士気を高める最高のエンジンとなる一食です。

一方で、焼肉は“試される”料理でもあります。なぜなら、最終調理を料理人ではなく、客が担うことになるからです。焼き手の誠実さが、味を左右する。焼肉にはそんな側面があります。

さて、今回の舞台は、御茶ノ水にある『焼肉ホルモン アポロン 神田駿河台』。芝浦の肉市場で仕入れる上質な牛肉で勝負する、王道の焼肉店です。ランチの「黒毛和牛焼肉定食」をいただきながら、その魅力をお伝えしていきましょう。

神田駿河台の『焼肉ホルモン アポロン』

東京に星の数ほどある焼肉店の中から『アポロン』を選んだ理由は、この5つです。

【1】上質な黒毛和牛を圧倒的なお値打ち価格で味わえる

【2】肉の持ち味を生かす、部位ごとの下ごしらえの妙

【3】商談前に嬉しいこだわりのニンニク不使用のタレ

【4】良い肉をおなかいっぱい食べてほしいと願う料理長のホスピタリティ

【5】予約が取りやすく、広くて落ち着ける店の雰囲気

まず、何といっても肉の質がいい。これは優れた焼肉店の絶対条件です。料理長として店を仕切るのは李 秀日さん。牛肉やホルモンの目利きと調理センスもさることながら、何より素晴らしいのが、「旨い肉をお手頃価格でおなかいっぱい食べてほしい」というホスピタリティです。

ちなみに李さんは、和食の経験が一番長いそうで、その調理経験が肉の処理はもちろん、タレやサイドメニューのクオリティにもつながっています。

赤身(正肉)は、サシと赤身のバランスが取れた黒毛和牛。これは運営元である「際コーポレーション」が、李さんの要望も聞いた上で芝浦の食肉市場で一頭買いしたもの。そしてホルモンは、李さん自身が毎日のように芝浦に通い、卸と直接やり取りしながら仕入れる鮮度抜群のものばかりです。

また、この店はタレも秀逸です。みりんの気品ある丸みが、肉の旨みをこれ以上ない優しさでエスコート。そしてニンニク不使用という英断が、より肉の本性を鮮明にしています。午後の仕事に安心して臨めるのも嬉しいですね。