転勤や単身赴任では、住まいと一緒に通勤や買い物の手段も変わる。駅やスーパーが近い街から車が前提の地域へ移れば、車なしでは日々の生活に苦労することもある。反対に、公共交通機関の便利な街へ移って車を使わなくなる人もいるだろう。しかも赴任には終わりがあるため、買うか借りるか、いつまで乗るかを決めにくい。

カーリースを手がけるクルカが、過去5年以内に転勤・単身赴任を経験し、赴任先での車の確保を検討した20〜50代の男女1,011人に行った調査では、車の必要性が「高くなった」人は76.5%だった。赴任先でどのように車を用意したか、見送った人は何を理由にしたかも聞いている。

車の必要性が「高くなった」76.5%

転勤・単身赴任の前の車の保有状況は、「自分専用の車を保有していた」が68.3%、「家族と共用の車を保有していた」が24.8%で、合わせて9割以上が車を持っていた。「車を保有していなかった」は6.8%だった。

転勤・単身赴任で車の必要性がどう変わったかを聞くと、「とても高くなった」が46.8%、「やや高くなった」が29.7%で、合わせて76.5%が高くなったと答えた。「変わらなかった」は16.5%、「やや低くなった」「とても低くなった」は合わせて7.0%だった。

必要性が高くなった理由、「公共交通機関が不便だから」54.6%

必要性が高くなった773人に理由を聞くと(複数回答)、「公共交通機関が不便だから」が54.6%、「日常の買い物(まとめ買いなど)に必要だから」が53.8%、「通勤や業務上の移動に必要だから」が39.3%だった。

必要性が低くなった71人では(複数回答)、「公共交通機関で十分だから」が73.2%で最も多く、「徒歩や自転車で十分だから」45.1%、「駐車場代が高い・確保しづらいから」25.4%が続いた。

検討した手配方法は「新車を購入」30.8%、重視したのは費用

赴任先で車を利用するにあたって検討した方法は(複数回答)、「新車を購入」が30.8%で最も多く、「中古車を購入」28.4%、「カーリースを利用」18.9%が続いた。

検討の際に重視したことは(複数回答)、「費用を抑えられること(初期・月々・総額を問わず)」が43.3%で最も多かった。次いで「月々の支出が一定であること」が20.2%、「必要なタイミングまでに車を確保できること」が18.9%だった。

最終的な手段、「新車を購入」26.2%

最終的に車をどのように用意したかは、「新車を購入」が26.2%、「中古車を購入」が17.0%、「もともと保有していた車を赴任先で利用」が14.9%だった。「カーリースを利用」は10.4%、「レンタカーを利用」は9.2%で、「車の確保・利用を検討したが、最終的に利用しなかった」人も8.9%(90人)いた。

車を見送った理由、「赴任期間がわからない」「維持費が負担」31.1%

車を検討したものの利用しなかった90人に理由を聞くと(複数回答)、「赴任期間がいつまで続くかわからなかったから」と「月々の維持費が負担だったから」がともに31.1%で最も多かった。「車の購入にかかる初期費用が高かったから」は24.4%だった。

カーリースを検討したものの、ほかの方法を選んだり車を使わなかったりした86人では(複数回答)、「返却・精算時の条件が気になったから」が50.0%、「購入するより割高だと感じたから」が48.8%、「契約期間の柔軟性に不安があったから」が47.7%だった。

車を見送った90人に、どのような条件が整っていれば利用していたかを聞くと(複数回答)、「初期費用を抑えられること」が27.8%、「月々の支出が一定であること」と「税金や車検などの費用が月額料金に含まれていること」がそれぞれ25.6%、「赴任期間に合わせて利用期間を選べること」が23.3%だった。

辞令が出たら、赴任先の交通事情と期間の目安を確かめる

転勤・単身赴任で車の必要性が高くなった人は76.5%だった一方、公共交通機関や徒歩で足りるようになり、必要性が下がった人もいた。車を見送った人は、赴任期間の見通しと費用を主な理由に挙げている。辞令が出たら、赴任先から駅やスーパーまでの距離と、赴任期間の目安を先に確かめておくと、買う・借りる・持たないのどれが合うかを比べやすくなるかもしれない。

調査期間:2026年9月17日(木)〜2026年9月18日(金) 調査方法:PRIZMAによるインターネット調査 調査人数:1,011人 調査対象:調査回答時に過去5年以内に転勤または単身赴任を経験し、その際に赴任先で利用する車の確保・利用方法を検討した20~50代の男女と回答したモニター 調査元:株式会社クルカ モニター提供元:サクリサ