ガソリン代の支払いや定期的なメンテナンスなど、車を持つ人には購入後もさまざまな出費が続く。物価高で家計を見直す際、車にかかる費用も節約の対象になる一方、気に入った車にはできるだけ長く乗りたいという思いもあるだろう。

ローバーミニ専門店「キングスロード名古屋」を運営するキングスロードがマイカー保有者332人に実施した調査では、69.9%が維持費を削りたいと回答。一方、38.8%は車を保有する際、経済合理性(コスト)よりも愛着を重視した。

最低限の維持費に加え、長く乗り続けるために年間5万円以上を許容できる人も33.4%おり、節約したい費用と、かけてもよい費用の違いが見えてきた。

マイカーの月々の維持費、62.7%が「3万円未満」

現在保有しているマイカーの月々の維持費を尋ねたところ、最も多かったのは「3万円未満」で62.7%だった。

次いで「3万円~5万円未満」が23.8%、「5万円~7万円未満」が6.3%となり、マイカー保有者の6割以上が月々の維持費を3万円未満と回答している。

約7割が物価高による家計の見直しで維持費を削りたいと回答

近年の物価高に伴う家計の見直しにおいて、マイカーの維持費を削る意向を尋ねたところ、「ある程度削りたい」が48.8%で最多となった。

「積極的に削りたい」は21.1%で、両者を合わせると69.9%に達した。

一方、「あまり削りたくない」は19.6%、「削りたくない」は10.5%だった。

物価高による家計の見直しで、マイカーの維持費を削減したいと考える人が約7割を占めている。

削りたくない維持費は「ガソリン代・燃料費」43.1%、「整備・メンテナンス費」41.9%

維持費を削りたいという意向がある一方で、費用のすべてを同じように削減したいわけではないようだ。

マイカーの維持費のなかで削りたくない、妥協したくないと思う項目を尋ねたところ、最も多かったのは「ガソリン代・燃料費」で43.1%だった。

次いで「整備・メンテナンス費」が41.9%、「保険料」が33.1%となった。

一方、「駐車場代」は14.8%、「洗車・カー用品代」は14.2%だった。「特にない」と回答した人も26.5%いた。

日常的な運転に必要な燃料費や、車の状態を維持するための整備・メンテナンス費は、いずれも4割以上が削りたくない項目として挙げている。

マイカー保有者の38.8%が経済合理性よりも愛着を重視

車を保有する際、維持費などのコストと、車そのものへの愛着のどちらを優先するのだろうか。

マイカーの保有に関して経済合理性(コスト)と愛着のどちらを重視するか尋ねたところ、最も多かったのは「どちらかというと経済合理性を重視する」で37.7%だった。

次いで「どちらかというと愛着を重視する」が28.6%、「経済合理性を重視する」が23.5%、「愛着を重視する」が10.2%となった。

「どちらかというと愛着を重視する」と「愛着を重視する」を合わせると38.8%となり、約4割が経済合理性よりも愛着を重視している。

一方、経済合理性を重視する回答の合計は61.2%で、車の保有において重視する点には違いが見られた。

長く乗り続けるための追加コスト、33.4%が年間5万円以上を許容

マイカーに長く乗り続けるため、最低限の維持費に加えて年間どの程度の追加コストを許容できるか尋ねたところ、最も多かったのは「1万円~5万円未満」で41.3%だった。

次いで「1万円未満」が25.3%、「5万円~10万円未満」が18.4%となった。

さらに、「10万円~15万円未満」が6.9%、「15万円~20万円未満」が4.5%、「20万円以上」が3.6%だった。

年間5万円以上を許容できると回答した人の合計は33.4%となり、マイカー保有者の約3人に1人が、長く乗り続けるために年間5万円以上の追加コストをかけてもよいと考えていることがわかった。

メンテナンスや整備、57.2%が専門店を利用

現在、マイカーに長く乗り続けるためのメンテナンスや整備をどのように行っているか尋ねたところ、「専門店である程度のコストをかけて行っている」が27.1%で最多となった。

次いで「専門店で最低限のコストで行っている」が22.6%、「自身で最低限のコストで行っている」が15.4%だった。

また、「専門店で十分なコストをかけて行っている」は7.5%となった。

専門店で整備やメンテナンスを行う3つの回答を合計すると57.2%となり、マイカー保有者の約6割が専門店を利用していることが明らかになった。

今回の調査では、物価高を背景に維持費を削りたいと考える人が約7割いる一方で、車への愛着を重視する人も約4割いることがわかった。

維持費を見直す際は、まず自分の車に毎月どの程度のお金がかかっているか整理してみてはどうだろうか。削減したい支出と、燃料費や整備費など妥協したくない支出を分けて考え、長く乗り続けるために許容できる費用を家計と照らし合わせてみたい。

調査期間:2026年9月11日 調査方法:インターネット調査 調査対象:マイカー保有者(20代~60代の男女) 調査人数:332名 モニター提供元:RCリサーチデータ

※回答比率は小数点第二位を四捨五入しているため、回答比率の合計は100.0%にならない場合がある。