値上げのニュースを目にする機会が多く、買い物のたびに「今これを買うべきか」と迷う人もいるかもしれない。節約を続けるなかで、「そろそろ欲しいものにはお金をかけたい」と感じる人もいるようだ。

マイボイスコムが10,636名を対象に実施した『消費意識』に関する調査によると、1年前と比べて購買意欲が高い人は1割強、低い人は3割強だった。消費行動のスタイルでは「節約はしつつ、ちょっとした贅沢も楽しむ」が35.9%で最も多かった。家計のやりくりを見直したい人にとって、ほかの人がどこにお金をかけ、どこを我慢しているのかを知る手がかりになりそうだ。

生活全体の収入額は「変わらない」が60.4%、増えた人は2割弱

1年前と比べて、生活全体の収入額が増えた人は「増えた」「やや増えた」を合わせて2割弱だった。減った人(「減った」「やや減った」の合計)は2割強、「変わらない」が60.4%となった。

若年層では増えた人の比率が高く、60代では減った人がやや高い。70代では「変わらない」が高い傾向だった。

1年前と比べた購買意欲は高い人が1割強、低い人が3割強

1年前と比べて購買意欲が高い人は、「高い」「やや高い」を合わせて1割強だった。購買意欲が低い人(「低い」「やや低い」の合計)は3割強、「変わらない」が57.5%となった。

購買意欲が高い人は若年層で比率が高く、特に女性10・20代で顕著だった。また、1年前より収入が『増えた』と回答した人では4割強、『やや増えた』と回答した人では2割強が、購買意欲が高いと答えている。

お金をかけている分野は「食品・飲料」32.3%、我慢している分野は「旅行、レジャー」28.6%

1年前と比べてお金をかけている分野(複数回答)は、「食品・飲料」が32.3%、「旅行、レジャー」が22.4%、「外食、グルメ」が17.4%だった。

「映像・音楽コンテンツ、書籍・漫画、ゲーム」は10~30代、「外食、グルメ」「衣料品、アクセサリー」「美容、化粧品」は女性若年層で比率が高い。

今年お金をかけるのを我慢している分野(複数回答)は、「旅行、レジャー」が28.6%、「外食、グルメ」が21.4%、「衣料品、アクセサリー」「食品・飲料」がそれぞれ約15%だった。

「衣料品、アクセサリー」「美容、化粧品」は女性で比率が高く、特に女性10~40代で顕著だった。「旅行、レジャー」は、男性10~40代や女性10・20代でやや低くなっている。

消費行動のスタイルは「節約はしつつ、ちょっとした贅沢も楽しむ」が35.9%

現在の消費行動に近いものを選んでもらったところ、「節約はしつつ、ちょっとした贅沢も楽しむ」が35.9%、「常に節約を意識している」が20.5%、「必要なもの以外はなるべく買わないよう、我慢する」が17.0%だった。

1年前より収入が『やや増えた』と回答した人では、「節約はしつつ、ちょっとした贅沢も楽しむ」が他の層より高い。一方、収入が『減った』と回答した人では「常に節約を意識している」が最も多かった。

今後1年間の購買意欲は「変わらない」が64.2%、10・20代では「高くなる」が3割強

今後1年間に購買意欲が高くなると思う人は、「高くなる」「やや高くなる」を合わせて1割だった。若年層ほど比率は高く、10・20代では3割強となっている。

低くなると思う人(「低くなる」「やや低くなる」の合計)は約25%、「変わらない」が64.2%だった。

購買意欲が「高くなる」「低くなる」という見込みの理由を尋ねると、高くなると答えた人からは「経済的に余裕があり前期高齢者なので元気なうちは好き勝手したい」(男性67歳)、低くなると答えた人からは「品物の値段が上がっているので、購入に一層慎重になると思う」(女性42歳)といった声が寄せられた。変わらないと答えた人からは「給与は上がると思うが、結婚に向けて貯金したい気持ちがあるため」(女性24歳)という声もあった。

この1年で「お金をかけたもの」と「我慢したもの」を振り返ってみる

1年前と比べて購買意欲が高い人は1割強にとどまり、今後1年間も「変わらない」と考える人が64.2%だった。一方で、「節約はしつつ、ちょっとした贅沢も楽しむ」人が35.9%と最も多かった。この1年でお金をかけたものと我慢したものを書き出してみると、自分にとって満足度の高いお金の使い道が見えてくるかもしれない。

【調査概要】 - 調査名称:『消費意識』に関するインターネット調査(第12回) - 調査対象:マイボイスコムのアンケートモニター - 調査方法:インターネット調査(ネットリサーチ) - 調査時期:2026年9月1日~9月7日 - 回答者数:10,636名 - 調査主体:マイボイスコム