食品や外食、光熱費など、日々の暮らしに欠かせない支出で値上げを感じる場面は多い。一人暮らしでは家賃や光熱費などの固定費と、食費や娯楽費の配分が生活に直結する。
帝国データバンクが2026年8月31日に発表した調査によると、主要食品メーカー195社における2026年9月の飲食料品値上げは4,923品目で、2026年で最多となった。こうしたなか、CHINTAIは一人暮らしの18~39歳579人に、買い物や昼食、休日、サブスク、貯金、住まいなどについて2択で尋ねた。支出の優先順位や、世代・男女による違いを紹介する。
値上げ実感92.4%、最も感じる支出は食費63.2%
直近1年で、日々の生活の中に「値上げ」を感じる場面が増えたと思うか579人に尋ねたところ、「とても増えた」が61.0%、「やや増えた」が31.4%で、合わせて92.4%となった。
「とても増えた」「やや増えた」と回答した535人に、最も値上げを実感する支出を尋ねると、「食費(食料品)」が63.2%で最多だった。次いで「外食費」が15.5%、「水道・光熱費」が7.9%となっている。
雨の日の買い物82.9%、昼食80.0%が出費を抑える選択
579人を対象とした「究極の2択」で回答差が大きかったのは、「雨の日の買い物」「お昼ご飯の内容」「シルバーウィークの過ごし方」だった。
雨の日に食料がない場合は、「面倒でも自分で買いに行く(節約重視)」が82.9%、「デリバリーを利用する(苦労キャンセル重視)」が17.1%となった。
お昼ご飯では、「自分でお弁当や昼食を作る(節約重視)」が80.0%で、「外食やデリバリーを利用する(苦労キャンセル重視)」の20.0%を上回った。
シルバーウィークの過ごし方でも、「出費を抑え、お部屋でゆっくりする(おこもりコスパ重視)」が77.7%、「旅行や外出を楽しむ(体験課金重視)」が22.3%だった。3つの設問はいずれも、出費を抑える選択が7割を超えている。
Z世代60.5%は固定費を見直す選択
日々の出費を見直す場合、579人全体では「動画・音楽・アプリなどのサブスクを解約する(固定費)」が53.7%、「コンビニのお菓子やちょっとした買い物を我慢する(日々の小さな出費)」が46.3%だった。
世代別では、Y世代311人のうち「動画・音楽・アプリなどのサブスクを解約する(固定費)」を選んだのは47.9%。一方、Z世代268人では60.5%となり、Y世代を12.6ポイント上回った。
投資よりも「今の楽しみ」女性46.4%、男性29.4%
579人に「好きなことを少し我慢してでも将来のために貯金する(投資)」と「好きなこと・推し活にお金を使う(今の楽しみ)」のどちらを優先するか尋ねたところ、全体では前者が62.5%、後者が37.5%だった。
男女別では、「好きなこと・推し活にお金を使う(今の楽しみ)」を選んだ割合は女性276人の46.4%、男性303人の29.4%で、17.0ポイントの差があった。
食料品の買い物、62.7%がタイパより節約重視
日々の食料品の買い物について579人に尋ねると、「少し手間でも、スーパーでお得に買う(節約重視)」が62.7%、「少し高くても、近くのコンビニでサッと買う(タイパ重視)」が37.3%だった。
近さや買い物にかかる手間よりも、価格のお得さを選ぶ人が6割を超えた。
家賃2万円の差、59.2%が安い部屋を選択
住まいに関する2択では、579人の59.2%が「近隣の生活音などが気になるが、今の家賃より2万円安いお部屋(家賃重視)」を選んだ。
一方、「物音がまったく気にならない静かな環境だが、今の家賃より2万円高いお部屋(快適さ重視)」は40.8%だった。同じ広さや駅からの距離という条件では、約6割が静かな環境より家賃の安さを選んでいる。
値上げを感じる場面が増えるなかでも、どの支出を抑えるかは一様ではなく、削りやすい支出は人によって違う。毎月のサブスク、日々の小さな買い物、食料品の買い方、家賃など、自分が何を優先したいかを整理し、無理なく見直せる支出から家計を確認してみてはいかがだろうか。
調査期間:2026年8月17日~2026年8月25日 調査対象者:現在一人暮らしをしている18歳~39歳の男女 有効回答数:579名 調査エリア:全国 調査方法:インターネット調査 ※グラフのパーセンテージは四捨五入されているため、合計値が100%にならない場合がある。 ※Z世代:1997年~2012年生まれ/Y世代:1982年~1996年生まれ





