車を選ぶときは車両価格やデザイン、使い勝手に目が向きやすく、税金や保険、車検、燃料代といった、買った後にかかる費用は見落とされがちだ。税金の納付書が届いたときや車検の見積もりを見たときに、はじめて負担の重さに気づく人もいるだろう。
AZWAYが車を所有する男女309人に行った調査では、現在の車に大きな後悔を感じる人は少ない一方、購入前の確認不足を挙げる人は多かった。車種によって後悔の内容にも違いがみられ、買い替えや初めての購入を考える人にとって、事前に確認したいポイントが見える結果である。
車への後悔「ほとんどない・まったくない」69.3%
現在の車について後悔の有無を聞いたところ(n=309、単一回答)、「ほとんどない」が35.3%(109人)、「まったくない」が34.0%(105人)だった。両者を合わせると69.3%となる。「少しある」は28.8%(89人)、「大いにある」は1.9%(6人)だった。
一方、具体的な後悔を複数回答で聞くと(n=309)、「後悔している点はない」が41.1%(127人)で最多だった。具体的な項目では「維持費(税金・保険・車検)が想定より高い」が12.9%(40人)で最も多く、「燃費が悪い」12.0%(37人)、「荷室・収納が足りない」10.0%(31人)が続いた。
また、「欲しい装備・オプションをつけなかった」は6.1%(19人)で、「不要な装備・オプションをつけてしまった」の1.0%(3人)を上回った。
購入前の確認不足は88.0%、維持費総額が24.3%
購入前に「もっと確認しておけばよかった」ことを複数回答で聞いたところ(n=309)、「年間の維持費の総額」が24.3%(75人)で最多だった。「値引き・他店との比較」と「実燃費・燃料代」がそれぞれ23.3%(72人)で続く。
「特にない」は12.0%(37人)にとどまり、88.0%(272人)が何かしらの確認不足を挙げた。「試乗(高速・長距離含む)」は13.9%(43人)、「実際の駐車場・道路でのサイズ感」は10.4%(32人)、「家族の意見・使い方」は10.0%(31人)だった。
さらに、具体的な後悔で「後悔している点はない」と答えた127人に限っても、78.7%が購入前に確認しておけばよかったことを挙げている。内訳では「値引き・他店との比較」が30.7%、「年間の維持費の総額」が20.5%、「実燃費・燃料代」が18.9%だった。
SUVは維持費26.5%、軽自動車は3.8%
車種別の集計では、後悔の内容にも違いがみられた。
「後悔している点はない」は、軽自動車(n=131)が50.4%だったのに対し、コンパクトカー(n=56)は33.9%、SUV(n=49)は38.8%、ミニバン(n=44)は29.5%だった。
SUVでは「維持費(税金・保険・車検)が想定より高い」が26.5%、「燃費が悪い」が24.5%となった。一方、軽自動車で「維持費(税金・保険・車検)が想定より高い」と答えた割合は3.8%で、「荷室・収納が足りない」は10.7%だった。
ミニバンでは「維持費(税金・保険・車検)が想定より高い」が15.9%、「燃費が悪い」と「欲しい装備・オプションをつけなかった」がそれぞれ13.6%となっている。
満足点1位は「運転のしやすさ」71.2%
現在の車で満足している点を複数回答で聞くと(n=309)、「運転のしやすさ」が71.2%(220人)で最多だった。「デザイン」43.7%(135人)、「広さ・積載力」36.9%(114人)、「燃費の良さ」34.3%(106人)が続く。「満足している点はない」は1.0%(3人)だった。
購入・維持で「想定外だった出費」の年間額については(n=309、単一回答)、「想定内に収まっている」が54.4%(168人)だった一方、45.6%は想定外の出費があった。「5万〜10万円未満」が21.0%(65人)、「5万円未満」が16.2%(50人)となっている。
次に車を買うならどうしたいかを聞くと(n=309、単一回答)、「同じような車をまた選ぶ」が50.5%(156人)で最多だった。「サイズ・タイプを変える」は34.6%(107人)、「予算を下げる」は7.4%(23人)だった。
車購入前は年間コストや実際の使い方を確認
今回の調査では、現在の車について大きな後悔を感じる人は少ない一方、購入前に何らかの確認不足を挙げた人は多かった。車を購入するときは車両価格だけでなく、年間の維持費や実燃費、燃料代、実際に使う道路や駐車場でのサイズ感なども確認しておくと、購入後の負担や使い方を具体的にイメージしやすいだろう。
調査名:マイカーの購入と使用実態に関するアンケート 調査対象:車を所有している男女 有効回答数:309人 調査時期:2026年8月3日〜8月9日 ※割合は小数第1位を四捨五入して表示しているため、合計が100.0%にならない場合がある。 ※複数回答の設問は、合計が100%にならない。 ※クロス集計で回答者数が少ない区分(n=20未満)は参考値。



