動画配信や音楽、クラウドストレージなど、サブスクは日常のさまざまな場面で使われている。1件ごとの月額が小さいと支出として意識しにくく、無料トライアルの解約を先延ばしにしたり、使わなくなったサービスをそのまま契約し続けたりすることもある。複数の契約があると、毎月何にいくら払っているかを把握するのも難しくなる。家計の固定費を見直すうえでは、契約数だけでなく、実際に使っているか、解約し忘れがないかも確認したい。AZWAYが20〜60代300人を対象に実施した調査から、サブスクの利用と解約の実態をみていく。

89.0%がサブスクを契約、3個以上は34.3%

現在契約しているサブスクの数は、「1〜2個」が54.7%で最も多かった。「3〜4個」は28.0%で、「5〜6個」5.3%、「7〜9個」0.3%、「10個以上」0.7%を合わせると、3個以上を契約している人は34.3%となる。

「0個(契約していない)」は11.0%で、89.0%が何らかのサブスクを契約していた。

サブスク全体に月いくら払っているかを聞くと、「1,000〜2,999円」が32.3%で最多だった。「1,000円未満」の20.0%を合わせると、月3,000円未満が52.3%と半数を超える。

一方、「5,000〜9,999円」は11.7%、「10,000〜12,999円」は4.0%だった。

契約しているジャンルを複数回答で聞くと、「動画配信」が71.7%で突出して多い。続いて「音楽配信」30.0%、「クラウドストレージ」28.3%、「ゲーム」12.3%、「仕事・ビジネスツール」10.0%となった。

解約し忘れで55.7%が「払いすぎ」を経験

これまでに、サブスクを解約し忘れて無駄に払っていたことに気づいた経験がある人は55.7%だった。

金額別では、「1,000円未満」と「1,000〜2,999円」がそれぞれ17.7%。「3,000〜4,999円」は9.7%、「5,000〜9,999円」は4.0%、「10,000円以上」も6.7%いた。

調査では、3,000円以上を無駄にした人は20.3%だった。

年代別にみると、払いすぎを経験した割合は30代が69.2%で最も高かった。20代は55.2%で、40代44.3%、50代41.2%を上回った。

60代は41.7%だったが、回答者が12人と少ないため参考値としている。

今も使っていないサブスクがある人は14.3%

現在、「使っていないのに解約していない」サブスクがある人は、「1つ」12.0%、「2つ以上」2.3%の計14.3%だった。

「以前はあったが解約した」は23.0%。「ない(すべて使っている)」は53.3%だった。

解約しようと思ったのにやめられなかった理由では、「『また使うかも』と思ってしまう」が33.0%で最多だった。

次いで「解約手続きが面倒・分かりにくい」30.0%、「無料トライアル中で『あとで解約すればいい』と先延ばし」21.7%、「そもそも契約していることを忘れていた」15.7%となっている。

サブスク管理、39.3%は「思い出した時」か「ほとんど管理せず」

契約状況や支払い額の管理方法では、「クレジットカードの明細で確認している」が36.3%で最多だった。「アプリや家計簿で管理している」は15.3%となっている。

一方、「たまに思い出した時に確認する」は29.0%、「ほとんど管理していない・把握できていない」は10.3%で、合わせると39.3%だった。

過去に解約して「やめてよかった」と感じたジャンルでは、「動画配信」が30.7%で最も多い。次いで「音楽配信」14.7%、「ニュース・雑誌・電子書籍」12.3%、「食品・日用品の定期便」10.3%だった。

自由記述では、使っていないサービスを数カ月から1年ほど払い続けていたという声がある一方、買い物や動画など複数の用途で利用し、「これだけはやめない」と考えるサービスを挙げる回答もみられた。

現在契約しているサブスクを見直す際は、クレジットカードの明細などから契約中のサービスを洗い出し、現在も利用しているかを一つずつ確認することが大切だ。無料トライアルや年額契約についても、更新時期を含めて定期的に確認することが、解約し忘れに気づくきっかけになる。

調査概要:サブスクリプションの利用と解約に関するアンケート 調査対象:20〜60代 調査期間:2026年6月7日〜6月10日 調査方法:インターネット調査 回答者数:300人 備考:割合は小数第1位で四捨五入しているため、内訳の合計と一致しない場合がある。複数回答の設問は、合計が100%にならない。

出典:【幸せおうち体験談】使わないサブスク、解約できてる?55.7%が「解約し忘れて払いすぎ」を経験