家賃は毎月必ず発生する固定費で、口座振替や振り込みの管理だけでなく、急な出費や収入減の影響も受けやすい。支払いが遅れれば、督促への対応や翌月以降の資金繰りなど、生活上の負担にもつながりやすい。AlbaLinkが家賃滞納経験者442人に行った調査では、滞納期間は「~2週間」が45.1%で最多、理由は「うっかり忘れていた」が40.3%で1位だった。一方、理由の2位には「他のことに使った」27.4%、3位には「収入が少なかった」19.5%が入り、支払い忘れだけではない事情もみられた。賃貸住宅で暮らす人にとって、滞納が起きる背景や理由を知ることは、その後の対処方法を理解する手掛かりとなる。
家賃滞納は「~2週間」が45.1%で最多
家賃を滞納したことがある442人に滞納期間を聞いたところ、最も多かったのは「~2週間」の45.1%だった。「~1か月」が39.4%で続き、多くの回答者が1か月以内に滞納を解消していた。
調査では「2日」「3日」といった回答もあり、支払い忘れなどに気づいた後、比較的早く対応したケースもみられた。
滞納理由1位は「うっかり忘れていた」40.3%
家賃を滞納した理由では、「うっかり忘れていた」が40.3%で1位となった。2位は「他のことに使った」27.4%、3位は「収入が少なかった」19.5%、4位は「給料日の都合」2.5%だった。
「うっかり忘れていた」では、家賃の振り込みそのものを忘れたほか、引き落とし口座への入金を忘れて残高不足になったケースなどが挙げられている。
「他のことに使った」では、医療費や出産費用、家電の買い替えといった想定外の出費に家賃分のお金を充てたという回答もあった。「収入が少なかった」では、転職活動や入院、仕事量の減少などによる収入減が理由として挙がっている。
家賃滞納で困ったこと、最多は「督促への対応」18.8%
家賃を滞納して困ったことでは、「督促への対応」が18.8%で最も多かった。「まとめての支払い」が17.2%、「信用の失墜」が7.5%、「消えない不安感」が7.0%で続く。
回答者からは、管理会社からの電話への対応に心理的な負担を感じたという声や、滞納分をまとめて支払うことで生活費のやりくりが難しくなったという声が寄せられた。また、過去の滞納が後のローン審査に影響したとする回答もあった。
金銭面だけでなく、督促への対応や不安感なども、滞納後の困りごととして挙げられている。
対処法は「自力ですぐ払った」33.3%が1位
家賃を滞納した際の対処法では、「自力ですぐ払った」が33.3%で最多だった。2位は「支払いを待ってもらった」30.1%、3位は「家族に頼った」13.1%、4位は「カードローンで借りた」4.5%、5位は「分割で支払った」3.6%となった。
滞納理由で「うっかり忘れていた」が多かったこともあり、気づいた時点ですぐ振り込んだという回答が目立った。一方、一時的な資金不足や入院などですぐに支払えない場合には、大家や管理会社に事情を伝え、支払期限を延ばしてもらったケースもみられた。
また、一括で支払うのが難しい場合に分割払いを相談した人もいる。ただし、支払期限の延長や分割払いができるかどうかは、大家や管理会社との調整が必要となる。
家賃の支払い忘れを防ぐため、支払日や引き落とし口座の残高をあらためて確認しておきたい。急な出費や収入減などで支払いが難しいと分かった場合は、放置せず、早めに大家や管理会社へ状況を伝えることも重要になる。
調査対象:家賃を滞納したことがある人 調査期間:2026年7月30日~8月13日 調査機関:自社調査 調査方法:インターネットによる任意回答 有効回答数:442人(女性255人/男性187人) 回答者の年代:20代 24.2%/30代 32.1%/40代 23.8%/50代以上 19.9%



