物価高が続くなか、家計では食費や光熱費だけでなく、毎月支払う保険料も固定費として見直しの対象になる。一方、保険の見直しは必ずしも「減らす」だけではない。結婚・出産、住宅購入、子どもの成長などを機に、必要な保障を増やすケースもある。Sasuke Financial Labが、直近3年以内に保険の見直しを行った全国の30〜60代の男女500人を調査したところ、解約・減額は37.0%、新規加入・増額は33.6%とほぼ拮抗した。家計の負担を抑えるために保障を減らす人がいる一方、暮らしの変化や将来への不安から保障を増やす人もおり、見直しの方向が分かれているといえる。
「解約・減額」37.0%、「新規加入・増額」33.6%
直近3年以内の保険の加入状況について聞いたところ、「一部またはすべての保険を解約した、あるいは保障・保障額を減らした」が37.0%で最多となった。
次いで「新たに保険に加入した、あるいは加入中の保険の保障や保障額を増やした」が33.6%。「見直しを検討したが何も変えなかった」は14.4%、「保障内容や保障額は変えず、保険料が安い別の保険会社や商品に乗り換えた」は14.0%だった。
現在加入している民間保険の種類では、「生命保険(死亡保険)・収入保障保険」が66.6%で最多。「医療保険・女性医療保険」が64.0%、「自動車保険」が46.0%、「がん保険・特定疾病保険」が42.6%と続いた。「保険には加入していない」は2.6%だった。
解約・減額の理由、1位は「物価高による固定費削減」
解約・減額した185人に、対象となった保険の種類を複数回答で聞いたところ、「生命保険(死亡保険)・収入保障保険」が32.4%で最も多かった。「医療保険・女性医療保険」が22.1%、「がん保険・特定疾病保険」が12.6%と続いている。
解約・減額した最大の理由では、「物価高による固定費削減のため」が29.2%で最多だった。2位は「収入の減少により家計が厳しくなったため」の17.3%、3位は「保険より投資・資産運用にお金を回すため」の16.8%となった。
このほか、「ライフステージの変化(転職・住宅購入・子どもの独立など)をきっかけに」が11.4%、「ほかに優先したい支出があったため」が4.9%だった。
新規加入・増額では医療保険が27.1%で最多
一方、新規加入・増額した168人に対象となった保険を複数回答で聞くと、「医療保険・女性医療保険」が27.1%で最多となった。次いで「生命保険(死亡保険)・収入保障保険」が21.2%、「がん保険・特定疾病保険」が19.2%だった。
新規加入・増額した最大の理由は、「家庭や自分の状況に変化があり保障の追加が必要だと感じたため」が32.1%。次いで「ライフステージの変化(結婚・出産・住宅購入・子どもの成長など)をきっかけに」が23.8%、「将来の医療費や自己負担額に不安を感じたため」が18.5%となった。
解約・減額では家計負担に関する理由が上位となった一方、新規加入・増額では家庭環境やライフステージの変化、将来の医療費への不安が主な理由として挙がっている。
保険を見直し、契約内容を確認するきっかけにも
自由回答では、保険料が下がって家計に余裕が生まれたという声のほか、必要な保障を確認できたことで安心感が増した、加入している保険や支払額を改めて把握できたといった声が寄せられた。
また、民間保険を減らしてNISAなどの資産運用に回した人がいる一方、保険を解約した後に病気になり、保障の重要性を感じたという回答もあった。見直し後の受け止め方も一様ではないことがわかる。
保険の見直しは、保険料を減らすだけでなく、今の暮らしに必要な保障を確かめる機会にもなる。保険の契約内容や保障額、毎月の負担を一度並べて確認し、現在の家計状況やライフステージに合っているかを見直してみてはどうだろうか。
調査名:3年以内に保険を見直した方へのアンケート(加入・解約・見直しの検討を含む) 調査期間:2026年7月23日~7月27日 調査対象:直近3年以内に保険の見直しを行った全国の30〜60代の男女 有効回答数:500件 調査方法:クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を利用したインターネット調査 調査主体:Sasuke Financial Lab
出典:コのほけん!編集部調べ




