物価上昇や経済の先行きへの不透明感が続くなか、日々の消費だけでなく、将来に向けてどこにお金を使うかも家計を考えるうえで重要になる。

ネオマーケティングとMAKE OPINION社がアメリカ在住の20〜59歳1,000人を調査したところ、投資の目的は年代によって違いがみられ、20代では資産を増やすこと、50代では老後・退職後の生活資金が最多となった。一方、自由に使えるお金の使い道では「貯蓄・投資」が全体トップ。住まいや結婚式、年中行事などに関する回答からも、アメリカの生活者がお金や暮らしをどのように捉えているのかが見えてくる。

20代は「資産を増やしたい」39.6%、50代は「老後資金」52.3%

現在投資をしている、または投資をしたことがある653人に、その理由として最もあてはまるものを聞いたところ、20代では「とにかく資産を増やしたいから」が39.6%で最多だった。

一方、50代では「老後・退職後の生活資金のため」が52.3%と過半数を占めた。20代の16.6%を35.7ポイント上回っている。

投資をしている(していた)理由 全体 n=653 20代 n=169 30代 n=163 40代 n=166 50代 n=155
とにかく資産を増やしたいから 33.7% 39.6% 37.4% 30.7% 26.5%
老後・退職後の生活資金のため 31.5% 16.6% 27.0% 31.9% 52.3%
教育・住宅・車など、将来の大きな出費に備えるため 15.0% 18.3% 11.7% 20.5% 9.0%
投資そのものへの興味・勉強のため 10.3% 10.7% 11.7% 11.4% 7.1%
物価が上がってもお金の価値が下がらないようにするため 8.4% 13.6% 11.0% 4.8% 3.9%
その他 1.1% 1.2% 1.2% 0.6% 1.3%

「物価が上がってもお金の価値が下がらないようにするため」は20代13.6%に対し、50代は3.9%だった。同じ投資でも、年代によって主な目的に違いがみられる結果となった。

自由に使えるお金、最多は「貯蓄・投資」18.6%

食費や住居費などの固定費を除き、毎月自由に使えるお金の中で最もお金をかけている項目を聞いたところ、「貯蓄・投資に回す」との回答が18.6%で最も多かった。

次いで「外食・交際費(家族・友人・恋人との食事等)」14.8%、「健康・医療・フィットネス」14.4%、「趣味・娯楽(ゲーム・スポーツ・音楽等)」12.5%と続いた。

毎月自由に使えるお金の中で最もお金をかけている項目 割合
貯蓄・投資に回す 18.6%
外食・交際費(家族・友人・恋人との食事等) 14.8%
健康・医療・フィットネス 14.4%
趣味・娯楽(ゲーム・スポーツ・音楽等) 12.5%
教育費(自分・子どもの学費・習い事等) 7.5%
旅行・レジャー 7.2%
衣服・ファッション 6.0%
美容・コスメ・ボディケア 5.5%
家電・ガジェット・インテリア等 5.5%
あてはまるものはない 5.0%
その他 3.0%

将来希望する住まい、62.2%が「持ち家(一戸建て)」

現在の住居形態では、「持ち家(一戸建て)」が46.8%で最多だった。年代別では20代31.2%、30代45.2%、40代52.0%、50代58.8%となっている。

現在の住居形態 全体 n=1,000 20代 n=250 30代 n=250 40代 n=250 50代 n=250
持ち家(一戸建て) 46.8% 31.2% 45.2% 52.0% 58.8%
賃貸(集合住宅・マンション・アパート等) 18.8% 18.0% 21.2% 17.2% 18.8%
賃貸(一戸建て) 15.0% 19.2% 13.6% 16.8% 10.4%
家族・親族が所有する住居に同居 10.4% 20.4% 11.2% 6.8% 3.2%
持ち家(集合住宅・マンション・コンドミニアム等) 6.3% 8.8% 6.4% 4.4% 5.6%
その他 2.7% 2.4% 2.4% 2.8% 3.2%

一方、将来的に希望する住居形態では、「持ち家(一戸建て)」が全体の62.2%を占めた。20代55.2%、30代62.8%、40代63.6%、50代67.2%と、すべての年代で過半数となった。

将来的に希望する住居形態 全体 n=1,000 20代 n=250 30代 n=250 40代 n=250 50代 n=250
持ち家(一戸建て) 62.2% 55.2% 62.8% 63.6% 67.2%
賃貸(集合住宅・マンション・アパート等) 10.2% 9.6% 10.4% 12.0% 8.8%
賃貸(一戸建て) 9.0% 10.8% 8.4% 8.8% 8.0%
持ち家(集合住宅・マンション・コンドミニアム等) 8.2% 11.2% 9.2% 4.4% 8.0%
家族・親族が所有する住居に同居 5.1% 7.6% 4.8% 5.2% 2.8%
決まっていない・わからない 4.1% 4.4% 3.6% 4.8% 3.6%
その他 1.2% 1.2% 0.8% 1.2% 1.6%

現在の住居形態には年代による差がある一方、将来希望では全年代で「持ち家(一戸建て)」が最も多い結果となった。

結婚式は「小規模な式・身内のみ」が53.7%

既婚者または交際相手がいる人のうち、結婚式を行った、または今後行う予定がある508人に結婚式の内容を聞いたところ、「小規模な式・身内のみ」が53.7%で最多だった。「大規模な式・披露宴」は35.0%となった。

結婚式の内容 割合
小規模な式・身内のみ 53.7%
大規模な式・披露宴 35.0%
その他 5.1%
未定 4.5%
写真撮影のみ・フォトウェディング 1.6%

また、結婚式の内容や規模を主に誰が決めた、または決める予定かを聞くと、「主に自分たち(カップル)」が68.5%で最も多かった。

結婚式の内容や規模を決めた、または決める予定の人 割合
主に自分たち(カップル) 68.5%
自分たちと両家が相談して 8.5%
主に自分の親・家族 8.1%
両家の親・家族主導 6.9%
主に相手の親・家族 5.3%
その他 2.8%

年中行事で最もお金をかけたのは「クリスマス」37.7%

直近1年間で最もお金をかけた年中行事・イベントでは、「クリスマス」が37.7%で最多だった。年代別では20代31.6%、30代36.8%、40代36.8%、50代45.6%となっている。

直近1年間で最もお金をかけた年中行事・イベント(TOP3+特になし) 全体 n=1,000 20代 n=250 30代 n=250 40代 n=250 50代 n=250
クリスマス 37.7% 31.6% 36.8% 36.8% 45.6%
夏休み・長期休暇 15.9% 14.8% 14.0% 16.8% 18.0%
誕生日(自分・家族・パートナー) 13.2% 17.6% 16.4% 11.6% 7.2%
特にお金をかけた行事はない 13.8% 9.6% 13.6% 16.8% 15.2%

20代では「誕生日(自分・家族・パートナー)」が17.6%となり、30代16.4%、40代11.6%、50代7.2%を上回った。

「お金をかける価値」、最多は「家族との時間・絆・思い出」

最も「お金をかける価値がある」と感じるものでは、「家族との時間・絆・思い出」が16.3%で最も多かった。

次いで「将来への備え・安心感」15.7%、「快適な住環境・生活の質」15.1%となっている。

最も「お金をかける価値がある」と感じること(TOP5+「その他」を除く最下位項目) 全体 n=1,000 20代 n=250 30代 n=250 40代 n=250 50代 n=250
家族との時間・絆・思い出 16.3% 12.4% 16.0% 16.8% 20.0%
将来への備え・安心感 15.7% 16.4% 13.2% 16.0% 17.2%
快適な住環境・生活の質 15.1% 12.0% 14.4% 13.2% 20.8%
子どもの教育費(学費・習い事など) 8.9% 8.8% 12.0% 10.8% 4.0%
趣味・好きなこと 8.4% 11.2% 7.6% 7.2% 7.6%
社会的な体裁・面目を保つこと 2.4% 3.6% 3.2% 2.4% 0.4%

「社会的な体裁・面目を保つこと」は2.4%だった。年代別では「快適な住環境・生活の質」が20代12.0%に対し、50代では20.8%となった。

今回の調査では、投資の目的や住まい、年中行事への支出など、お金の使い方に年代による違いがみられた。一方、自由に使えるお金の最も大きな使い道として「貯蓄・投資」を挙げた人が最も多かった。自分の家計でも、将来への備えや住まい、家族との時間など、何にお金を使いたいのかを整理するきっかけにしてみてはいかがだろうか。

出典:https://corp.neo-m.jp/report/investigation/finance013spendinghabitsusa