毎月の収入と支出をどこまで把握できているだろうか。物価の上昇が続くなか、食費や光熱費、日用品などの支払いを見直そうとしても、銀行口座、クレジットカード、電子マネーなどに記録が分かれていると、お金の出入りの全体像をつかみにくいことがある。

クロス・マーケティングが全国の20~69歳の男女1,100人を対象に実施した「お金の管理に関する調査(2026年)」では、何らかの方法でお金を管理している人は70.8%だった。一方、管理の程度や取り組み方には年代差もみられる。

日々の家計を見直したい人にとって、ほかの人がどのようにお金を把握し、貯蓄や資産形成に取り組んでいるのかは気になるところだ。調査結果から、お金の管理状況や具体的な方法をみていく。

お金を管理している人は70.8%|40代の25.0%が「しっかり管理」

日頃のお金の管理状況について、「しっかり管理している」は17.4%、「ある程度管理している」は28.4%、「大まかに管理している」は25.0%だった。これらを合わせた、何らかの方法でお金を管理している人は70.8%に上る。

一方、「ほとんど管理していない」は8.3%、「まったく管理していない」は21.0%だった。

年代別にみると、40代では「しっかり管理している」が25.0%を占めた一方で、20代・30代では「まったく管理していない」がそれぞれ29.5%、31.4%となっている。

管理方法は「銀行口座の通帳・入出金明細」が42.2%で最多

お金を管理している人778人に具体的な方法を尋ねたところ、最も多かったのは「銀行口座の通帳・入出金明細」で42.2%だった。

次いで「クレジットカード・電子マネーなどの利用明細」が37.0%、「給与明細」が33.2%、「レシート・領収書」が31.7%と続いた。

年代別では、60代の「銀行口座の通帳・入出金明細」が58.4%、「クレジットカード・電子マネーなどの利用明細」が46.1%と、ほかの年代に比べて高い割合となった。

また、全体(1,100人)に資産を増やすためにしていることを尋ねたところ、「銀行預金で貯蓄する」が33.1%で最多。「ポイントで還元される支払い方法を選んでいる」が27.5%で続いた。

そのほか、「NISAを利用して投資をしている」が24.0%、「金融商品に投資をしている」が20.9%、「iDeCoを利用して資産形成・運用をしている」が8.5%だった。

「銀行預金で貯蓄する」は60代で高く、「NISAを利用して投資をしている」はいずれの年代でも2割を超えていた。

毎月の口座残高や入出金を確認する人は24.7%

お金の管理についての考え方や行動では、「毎月、口座の残高やお金の出入りを確認している」が24.7%で最も多かった。

次いで「レシートや利用明細は、必ずその場で確認する」が17.7%、「銀行口座を用途ごとに分けて使っている」が12.9%となった。

そのほか、「将来のためにお金を貯めたいが、何がいいのかが分からない」が10.1%、「月末に余ったお金を貯蓄することが多い」「お金の管理は細かくて面倒だと感じる」がそれぞれ9.5%だった。

上位3項目の管理行動は、いずれも年代が上がるにつれて割合が高まる傾向がみられた。

今回の調査では、約7割がお金を管理している一方、その程度や具体的な方法には年代による違いがみられた。自身の管理方法を見直したい場合は、銀行口座やカードの利用明細などを確認し、毎月の収入と支出をどの程度把握できているか確かめてみるのも一つの方法だ。調査結果を参考に、自分の生活に合ったお金の管理方法を考えてみてはどうだろうか。

【調査概要】 ・調査主体:クロス・マーケティング ・調査名:お金の管理に関する調査(2026年) ・調査方法:インターネットリサーチ(QiQUMO使用) ・調査地域:全国47都道府県 ・調査対象:20~69歳の男女 ・調査期間:2026年9月18日~19日 ・有効回答数:1,100サンプル ※調査結果は端数処理のため、構成比が100%にならない場合がある