一人暮らしをしていると、仕事や学校から帰ったあと、寝るまで誰とも会話せずに過ごす日もあるかもしれない。気楽な一方で、寂しさを感じる日もあるだろう。

CHINTAIは10月10日の「世界メンタルヘルスデー」に合わせ、賃貸住宅で一人暮らしをしている20〜49歳の男女(就業者または学生)552名を対象に、人との関わりと心の回復について調査した。心の状態は、ゲームなどで体力を示す「HP(ヒットポイント)」に例えた「心のHP」として尋ねている。直近1週間で、仕事や学校を終えてから就寝するまで誰とも会話をしなかった日があった人は68.3%だった。

仕事や学校の後に「会話のない日」があった人は68.3%、5日以上は25.7%

直近1週間で、仕事や学校を終えてから就寝するまで「会話のない日」が何日あったかを尋ねたところ、1日以上あった人は68.3%と約7割にのぼった。

日数別では、「0日」が31.7%、「1日」が14.9%、「2日」が15.8%、「3日」が7.1%、「4日」が4.9%、「5日」が8.7%、「6日」が4.9%、「7日」が12.1%。5日以上あった人は25.7%で、約4人に1人にあたる。

なお、この調査での「会話」には、対面での会話、電話、音声・ビデオ通話を含む。LINEやSNSなど文字のみのやりとり、独り言、買い物や宅配などサービス利用時の短いやりとりは含まない。

「会話のない日」が週5〜7日の層は、「心のHP」の平均が51.8%

「心のHP」は、回答者自身が現在の心の状態を0%〜100%(10%刻み)で表したもの。「会話のない日」の日数で3つの層に分けて「心のHP」の平均値を比べると、週0〜2日の層は69.0%、週3〜4日の層は63.2%、週5〜7日の層は51.8%だった。

週5〜7日の層は、週0〜2日の層より17.2ポイント低く、「会話のない日」が多い層ほど「心のHP」が低い傾向が見られた。

心が疲れたときにしたいこと、「誰とも関わらず、一人で過ごしたい」が44.0%で最多

「心のHP」が減っていると感じるときに最もしたいことを尋ねると、「誰とも関わらず、一人で過ごしたい」が44.0%で最も多かった。次いで「誰かと直接会って話したい」が14.0%、「会話はしなくても誰かと同じ空間にいたい」が13.8%だった。

「誰とも関わらず、一人で過ごしたい」と答えた人の割合を現在の「心のHP」別に見ると、HP70%〜100%の層では33.2%、HP40%〜60%の層では53.8%、HP0%〜30%の層では63.6%。「心のHP」が低い層ほど、一人で過ごしたいと答えた割合が高かった。

自宅で過ごすと「心のHP」が回復すると感じる人は66.5%

「心のHP」が減っていると感じるとき、自宅で過ごすことでどの程度回復すると感じるかを尋ねたところ、「とても回復する」が18.5%、「やや回復する」が48.0%で、合わせて66.5%が「回復する」と答えた。約3人に2人にあたる。

一方、「どちらともいえない」は22.6%、「あまり回復しない」は7.6%、「全く回復しない」は3.3%だった。

住まいに追加したい条件は「防音性が高い」が18.7%で最多

「心のHP」を回復しやすい自宅にするために、今の住まいに1つだけ条件を追加できるとしたら何を選ぶかを尋ねると、最も多かったのは「防音性が高い」で18.7%だった。次いで「日当たりが良い」が16.5%、「風通しが良い」が14.9%、「お部屋の広さにゆとりがある」が14.5%、「一人で落ち着けるスペースがある」が10.1%と続いた。

自分の「心のHP」と回復しやすい過ごし方を振り返ってみる

一人暮らしでは、仕事や学校の後に誰とも話さない日も珍しくないようだ。調査では「会話のない日」が多い層ほど「心のHP」が低い傾向が見られた一方、心が疲れたときは一人で過ごしたいと答えた人が最も多かった。今の自分の「心のHP」はどのくらいか、誰かと話すのと一人で休むのとではどちらが回復しやすいかを、一度振り返ってみてもいいかもしれない。

【調査概要】 - 対象:現在、賃貸住宅で一人暮らしをしている20〜49歳の男女(就業者または学生) - 人数:552名 - 期間:2026年9月19日〜2026年9月23日 - エリア:全国 - 方法:インターネット調査 - 主体:株式会社CHINTAI