新しい学年や受験を見据えて、塾や予備校、通信教育を検討する家庭もあるようだ。どこに通うかを親子で話し合うとき、子どもは自分で選びたいと思う一方で、費用を払う保護者としては口を出したくなる場面もあるかもしれない。
スタディプラスのStudyplusトレンド研究所が全国の中学生・高校生2,324名に行った調査では、塾・予備校に通っている人に利用を決めたのは誰かを聞くと、「自分」と答えた割合は中学1年生の51.2%から、高校3年生では80.8%となった。続けている人ほど自分で決めた割合が高い結果も出ている。中高生本人にも、塾選びにかかわる保護者にも参考になるだろう。
塾・予備校の利用は53.8%、通信教育は中学2年生が23.1%で最多
塾・予備校に「現在通っている」と回答した人は全体の53.8%で、半数を超えた。学年別では、中学1年生34.2%、中学2年生51.0%、中学3年生66.9%、高校1年生36.8%、高校2年生47.3%、高校3年生58.7%。中学生・高校生のいずれも、学年が上がるにつれておおむね通塾率が高まる傾向が見られた。
一方、通信教育を「現在利用している」割合は全体で14.0%。中学2年生の23.1%が最も高く、高校生は10%台前半で推移した。
塾・予備校を自分で決めた人、高校3年生では80.8%
塾・予備校に「現在通っている」と回答した1,251名に、その塾・予備校に通うことを決めたのは誰かを聞いた。「自分」と答えた割合は中学1年生で51.2%。おおむね、学年が進むにつれて高くなる傾向がみられ、中学3年生で67.0%、高校1年生で82.5%、高校3年生で80.8%だった。
通信教育を決めたのは中学生では「保護者」が約半数、高校2年生は「学校」が39.5%
通信教育では、異なる特徴が見られた。通信教育を「現在利用している」と回答した325名のうち、中学生では「保護者」と答えた割合が約半数を占め、本人よりも保護者の主導で決まる割合が高かった。
高校生では「自分」が増えるものの、「学校」という回答も目立つ。とくに高校2年生では39.5%が「学校」と回答しており、学校を通じて導入されるサービスが多く利用されている様子がうかがえる。
塾・予備校をやめた理由は「受験が終わったから」が62.0%で最多
塾・予備校に「以前は通っていたが現在は通っていない」と回答した445名に、やめた理由を聞いたところ(複数回答可)、最も多かったのは「受験が終わったから」62.0%だった。次いで「自学自習・家庭学習で十分だと思ったから」19.1%、「部活動や習い事で忙しくなったから」16.2%が続いた。
通信教育をやめた理由では、「塾・予備校に通い始めたから」35.5%が最多だった。
塾・予備校を「自分」で決めた割合、継続している人は74.1%、やめた人は61.0%
塾・予備校を決めたのは誰かを、受講を続けている人とやめた人で比べると、「自分」と答えた割合は継続している人が74.1%、やめた人が61.0%だった。塾・予備校・通信教育のいずれでも、継続している人はやめた人より「自分」と答えた割合が13ポイントほど高かった。
なお、比較では「受験が終わったから」「経済的な理由で続けることが困難になったから」「対象学年から外れたり目的が合わなくなったりしたから」など、やむを得ない理由でやめた人の回答を除いている。調査を実施したスタディプラスは、本人が自分の意思でサービスを選択・決定することが継続につながっている状況が見て取れるとしている。
塾や通信教育を選ぶときは、本人の考えを聞いてみる
塾・予備校を自分で決めた中高生の割合は学年が上がるにつれておおむね高くなり、続けている人はやめた人より自分で決めた割合が高かった。これから塾や通信教育を検討する家庭では、費用や評判を比べるのと合わせて、本人がどこに通いたいのか、なぜそこを選びたいのかを一度話し合ってみるのもよいかもしれない。
【調査概要】 調査名:学習に関するアンケート 調査対象:全国の「Studyplus」ユーザー(中学生・高校生) 回答者数:2,324名 調査方法:学習管理アプリ「Studyplus」でアンケート回答を依頼し、オンラインで回答を回収 調査時期:2026年8月17日(月)~2026年8月23日(日)





