厚生労働省の人口動態統計月報(概数)によると、2025年の出生数は67.1万人で、2024年の68.6万人を下回った。少子化が続くなか、これから進学や就職、結婚などのライフイベントを迎える10代女性が、子育てや将来の家庭をどう捉えているかは、本人だけでなく親世代にとっても気になるテーマだ。ワカモノリサーチが全国の15~19歳女性400人に聞いたところ、66.5%が「苦労をしてでも子育てを経験したい」と回答。理想の子どもの人数や、家庭と仕事のバランスに対する考え方も明らかになった。今回は、調査時点での10代女性の意識として結果をみていく。

「苦労をしてでも子育てを経験したい」66.5%

全国の15~19歳女性に「苦労をしてでも『子育て』を経験したいですか?」と聞いたところ、「経験したい」が66.5%、「経験したくない」が33.5%だった。

「経験したい」と答えた理由には、「憧れがある」「大変だとは聞くけど、喜びも多そうだから」といった声が寄せられた。また、「ママがそうしてくれたから」など、母親との関係や自身が育ってきた経験を理由に挙げる回答もみられた。

一方、「経験したくない」とした人からは、「大変な思いをしてまで欲しくは無い」「苦労することを自分から進んでしたくないから」といった声があった。

子どもが苦手であることや、自分の時間との両立に不安を感じる意見のほか、「子供好きだけど今の時代子育てしたくてもお金について考えると苦しい」「物価高とかでお金が足りなさそうだから」など、経済面を理由に挙げる回答も寄せられている。

将来欲しい子ども「2人」が48.0%

「将来、子どもは何人欲しいですか?」との質問では、「2人」が48.0%で最も多かった。

2人を希望する理由では、「ちょうどいい・バランスがいい」「兄弟は最低限いた方が楽しそうだから」「自分が一人っ子だから」といった声が寄せられた。「男の子と女の子一人ずつ」「双子が欲しい」など、具体的な家族構成を思い描く回答もあった。

「1人」を選んだ人からは、「1人の子に沢山の愛を注ぎたい」「1人の子どもにお金も時間もかけて大切に育てたいから」などの意見がみられた。

一方、「0人」では「お金・社会情勢への不安」「子育てできる自信がないから」といった理由が挙がった。「0人」「1人」の回答には、出産時の痛みへの不安を理由とする声もあった。

「3人」「4人」「5人以上」を希望する人からは、「大家族は楽しそうだから」「自分が三姉妹でとても楽しいから」「兄弟どうしで遊んで欲しいから」など、きょうだいの多い家庭への憧れを示す回答が寄せられている。

女性にとっての幸せは「家庭も仕事も両立できる幸せ」66.3%

「女性にとって、どの人生が幸せだと思いますか?」との質問では、「結婚して子供を産み家庭を持つ幸せ」「社会に出て仕事をしてキャリアアップしていく幸せ」「家庭も仕事も両立できる幸せ」の3つから回答を求めた。

最も多かったのは「家庭も仕事も両立できる幸せ」で66.3%。「結婚して子供を産み家庭を持つ幸せ」は24.9%、「社会に出て仕事をしてキャリアアップしていく幸せ」は8.8%だった。

家庭と仕事の両立を選んだ人からは、「結婚もしたいし自分のやりたいこともやりたい」「仕事も家庭もどっちも欲しい・両方大事」「家族も大事にしたいし自分の人生も大事にしたい」といった声が寄せられた。

「結婚して子供を産み家庭を持つ幸せ」を選んだ理由には、「家庭を持つのに憧れる」「それが私の夢だから」などがあった。

「社会に出て仕事をしてキャリアアップしていく幸せ」では、「お金を稼ぎたい・経済的に自立したい」「将来就きたい職業が決まっているから」「仕事で成長したい・キャリアを築きたい」といった回答が寄せられている。

一方、自由回答には「結婚が全てじゃないと思う」「はっきり言ってどれも当てはまらない、古いと思う」との声もあり、提示された3つの選択肢には当てはまらない考え方もみられた。

子育てを経験してみたいと考える人が多くいる一方、出産の負担や費用への不安、仕事との両立なども意識されていた。将来の家族のあり方を考えるときは、子どもの人数だけでなく、働き方や生活基盤を含め、自分が望む暮らしのバランスを考える材料にしてみてはいかがだろうか。

調査期間:2026年5月29日~6月5日 調査機関:ワカモノリサーチ 調査対象:全国の15歳~19歳の女性 有効回答数:400名 調査方法:インターネットリサーチ

出典:【ワカモノリサーチ】