生理痛がつらい日でも、休む理由をそのまま伝えるのは気が引けると感じる人もいるかもしれない。パートナーには話せても、職場の上司や同僚、とくに男性が相手になると身構えてしまうという声もあるようだ。
生理休暇は法律で定められた休暇だが、制度があっても使いにくいと感じている人もいるようだ。オイテルの調査では、男性の上司・同僚・友人に生理の話が「できない」人が62.2%に上った。生理休暇の取得経験や、休むときの理由の伝え方にも、男性に話せるかどうかで差が見られた。生理のある人だけでなく、一緒に働く同僚や上司にも参考になる情報だ。
男性の上司・同僚・友人に生理の話が「できない」62.2%
男性の上司(学生の場合は先生)・同僚・友人に生理の話ができるかを1,060人全員に尋ねたところ、62.2%が「できない」と回答した。「できる」は37.8%だった。
パートナーに生理のつらさを伝えているかという設問では、「素直に伝える」が76.7%で最多となり、「伝えずに隠す」が15.1%、「態度で示す」が6.3%と続いた。恋人や配偶者には伝えている人が多い一方、相手が家庭の外の男性になると、話せないと答えた人が多数を占めた。
この設問は職場に限らず、学校や友人関係も含めて、身近な男性に生理の話ができるかを尋ねたものだ。「話せない」と答えた人の割合は、年代による差が小さく、職業による差が大きかった。
生理休暇制度が「ある」人の取得経験は16.0%、男性に話せる・話せないで差も
生理休暇を取得したことがあるかを1,060人全員に尋ねたところ、「いいえ」が58.3%、「生理休暇がない」が30.6%、「はい」が11.1%だった。「生理休暇がない」と答えた324人を除く736人で集計すると、取得したことがある人は16.0%だった(なお、この736人には学生や主婦も含まれるため、法定の生理休暇を取得した労働者だけの割合ではない)。
この736人を、男性に生理の話ができるかどうかで分けると、生理休暇を取得したことがある人は、「男性に話せる」と答えた291人で24.1%、「話せない」と答えた445人で10.8%だった。両者の差は約2.2倍だ。
ただし、男性に話せるから取得しやすいのか、取得した経験があるから話せるのかといった、どちらが先かまでは今回の調査からは判断できない。
生理痛で休むときの伝え方、「体調不良」40.9%が「生理痛」を上回る
生理痛による欠勤や欠席の際に、休む理由をどう伝えているかを、「生理痛で休んだことがある」と答えた550人に尋ねた。最も多かったのは「体調不良」の40.9%で、「生理痛」が39.6%、「腹痛」が17.3%と続いた。「体調不良」「腹痛」「その他」を合わせると、60.4%が「生理痛」以外の言葉で休みを伝えていた。
伝え方は、男性に生理の話ができるかどうかで大きく異なった。休む理由を「生理痛」と伝えている人は、「男性に話せる」と答えた243人で58.8%、「話せない」と答えた307人で24.4%と、約2.4倍の差があった。「話せない」と答えた人で最も多かった伝え方は「体調不良」で、51.5%だった。
自分の職場の休み方を確かめてみる
男性に生理の話ができるかどうかで、生理休暇の取得経験には約2.2倍、休む理由を「生理痛」と伝える割合には約2.4倍の差が見られた。自分の職場における生理休暇の申請方法や、取得時の賃金が有給か無給かを確かめてみるのもよさそうだ。同僚が「体調不良」で休むときも、事情は人それぞれかもしれない。体調がすぐれないときの休みやすさについて、身近な人と話してみてはどうだろうか。
【調査概要】 - 調査名:職場・パートナーへの生理の伝え方に関する意識調査 - 調査対象:OiTrアプリを利用する女性 - 有効回答数:1,060人 - 調査期間:2026年9月15日~9月16日 - 調査方法:OiTrアプリ内でのアンケート - 調査主体:オイテル - 回答者の年代(生年月日が判明した853人の内訳):10代 15.5%/20代 21.7%/30代 15.7%/40代 37.6%/50代 9.5% - ※「男性に話せるか」は、男性の上司(先生)・同僚・友人に生理の話ができるかを尋ねた設問で、職場の制度や雰囲気を直接尋ねたものではない


