睡眠で体を休めたはずなのに、朝起きた時点ですでに疲れている。そんな感覚を持つ人は少なくないようだ。睡眠を整える方法は、入浴のタイミングや寝る前のスマートフォン、寝室の照明など数多く知られているが、情報が多すぎて何から手をつければいいのか迷う人もいるかもしれない。

TENTIALが全国の20代〜60代の男女を対象に行った調査では、一日の中で疲れを感じるタイミングは「平日の起床直後」が46.1%で最多となった。朝のだるさが気になっている人にとって、生活を見直すための参考になりそうだ。

疲れを感じるタイミング、「平日の起床直後」が46.1%で最多

一日の中で疲れを感じるタイミングを複数回答で聞いたところ、「平日の起床直後」が46.1%で最も多かった。次いで「帰宅直後」27.2%、「夕方(16~18時頃)」23.1%、「就寝前」18.9%、「帰宅途中」18.8%が続いた。

男女別に見ると、「帰宅直後」(女性30.5%/男性23.9%)、「夕方(16~18時頃)」(女性28.2%/男性17.8%)など、ほとんどの時間帯で女性が男性を上回った。一方、「平日の起床直後」は男性47.6%、女性44.7%で、男性のほうが高かった。朝に強い疲労を感じる傾向は、とくに30~50代の男性で目立ったという。

エリア別の睡眠満足度、最も低いのは四国の32.1%

全国10エリア別に睡眠満足度を比べると、最も高かったのは「九州・沖縄」の43.5%で、「東海」43.2%、「東北」42.5%が続いた。最も低かったのは「四国」の32.1%で、「九州・沖縄」とは10ポイント以上の差があった。

睡眠改善を「行いたいが、まだ始められていない」35.7%

疲労や睡眠を改善するための対策を行っているかを全員に聞いたところ、「すでに行っており、習慣として続いている」は9.2%、「行っているが、まだ習慣になっていない(できないこともある)」は11.6%だった。最も多かったのは「行いたいが、まだ始められていない」の35.7%で、約3人に1人にあたる。

疲労回復や睡眠改善の対策で困っていることは、「どの方法が自分に合うかわからない」25.2%、「何をすればよいかわからない」24.1%、「時間・手間・準備がかかる方法は続けにくい」21.3%が上位だった。「これ以上、睡眠時間を増やすことができない」は8.7%にとどまった。

睡眠満足度、「型あり・1~2個」は44.2%、「型なし・3個以上」は39.2%

就寝前の行動について、「自分なりの型(ルーティン)があり、1~2個だけ実践している人」と「型はないが、3個以上実践している人」を比べたところ、睡眠に満足している人(「とても満足している」「やや満足している」の合計)は前者が44.2%、後者が39.2%だった。

日中の状態についても、「仕事・家事・学業など、日中の活動を効率よく進められている」(43.0%/37.5%)、「集中力を保てている」(41.5%/36.1%)、「自分の力を十分に発揮できている」(32.7%/25.5%)など、5つの項目すべてで前者が後者を上回った。

就寝前の行動、最多は「水分をとる」45.7%

普段、就寝前に行っていることは、「水分をとる」45.7%、「照明を暗くする」38.2%、「寝るための服・パジャマに着替える」28.2%、「湯船につかる」24.2%、「寝室の温度を調整する」21.5%の順に多かった。「特に決まった行動はない」は23.2%だった。

寝るときの服装別に睡眠満足度を見ると、「部屋着・ルームウェア・ラウンジウェアで寝る」人は38.2%、「一般的なパジャマに着替える」人は42.0%で、パジャマに着替える人のほうが満足度が高い傾向がみられた。

今夜の寝る前の行動を1つ決めてみる

疲れを感じる人の46.1%が「平日の起床直後」に疲れを感じており、睡眠を改善したくても何が自分に合うかわからない人も多いようだ。調査では、対策の数が多い人より、1~2個でも型を持つ人のほうが睡眠満足度が高かった。まずは、パジャマに着替える、照明を落とすなど、続けられそうな行動を1つ選んで、翌朝の体の感覚を確かめてみてもいいかもしれない。

【調査概要】 - 調査名称:睡眠と翌日のコンディションに関する実態調査 - 調査期間:2026年8月28日~8月31日 - 調査対象:全国の20代~60代の男女 - 有効回答数:5,000名 - サンプリング:性別・年代別(10歳刻み)・地域別の人口構成比に基づき割付回収 - 調査方法:インターネット調査 - 調査主体:TENTIAL