仕事に行くのが億劫、些細なことでイライラするといった心の不調は、働いていれば身に覚えのある人も多いかもしれない。ただ、それを職場で打ち明けるのは簡単ではない。忙しそうな上司に声をかけるタイミングがつかめない、周りに知られたくないと感じる場面もある。
福利厚生サービス「レバクリ 職場の健康」を運営するレバレジーズは、企業で働く20代から50代の正社員516名を対象に調査を行った。メンタル不調の経験や不調時にとった行動、職場に相談できる環境があるかどうかと、その理由を聞いている。
メンタル不調を「経験したことがある」正社員は57.6%
メンタル不調(仕事に行くのが億劫、些細なことでイライラする、寝付きが悪い、気分の落ち込みなど)を経験したことがあるか尋ねたところ、「ある」が57.6%、「ない」が42.4%だった。
年代別では、「ある」は20代が67.4%、30代が60.5%、40代が56.6%、50代が45.7%で、年代が上がるにつれて割合は低くなった。
不調時にとった行動、「特に何もしない」31.0%が最多
メンタル不調を経験したことがある人に、不調時にとった行動を聞いたところ(複数回答)、「特に何もしない」が31.0%で最も多かった。「医療機関の受診」は30.0%、「趣味や休息などのセルフケアで様子見」は29.0%、「家族や友人に相談」は28.3%だった。
職場への相談は、「上司や同僚に相談」が9.1%、「会社の相談窓口や人事、産業医に相談」が4.7%だった。
職場にすぐ相談できる環境、「ない」「どちらかというとない」が6割以上
自身がメンタル不調を感じた際に、現在の職場にすぐ相談できる環境があると思うか尋ねたところ、「ある」は8.9%、「どちらかというとある」は30.0%で、合わせて約4割にとどまった。「どちらかというとない」は32.6%、「ない」は28.5%で、6割以上がすぐに相談できる環境はないと考えていた。
年代別に「ない」「どちらかというとない」と答えた割合を見ると、40代と50代はともに65.9%、20代は51.1%だった。
相談できる理由は「同僚と何でも話せる」、しにくい理由は「上司や人事に相談しにくい雰囲気」
職場に相談できる環境が「ある」「どちらかというとある」と答えた人に理由を聞くと(複数回答)、「職場の同僚と何でも話せる関係だから」が39.3%、「上司が日頃から気にかけてくれるため」が37.3%、「チーム内に助け合う風土があるため」が29.4%だった。
一方、「ない」「どちらかというとない」と答えた人が挙げた理由は(複数回答)、「上司や人事に相談しにくい雰囲気があるから」が37.8%で最も多く、「人手不足で職場全体が常に忙しいため」が32.4%、「周囲に悩みが広まりそうで不安なため」が25.4%と続いた。
外見の悩みがある人、仕事への影響を感じるのは約3人に1人
外見に関する悩みがあると答えた人に、その悩みが仕事に影響すると感じるか聞いたところ、「頻繁に感じる」が7.8%、「たまに感じる」が25.3%で、約3人に1人が仕事への影響を感じていた。
影響を感じている人に具体的な影響を聞くと(複数回答)、「人と対面で話す際、視線が気になって集中できない」が55.3%、「会議での発言や、人前での発表に消極的になってしまう」が46.3%だった。
相談先を、調子のよいときに確かめておく
メンタル不調を経験した正社員は6割近くいたが、不調時に上司や同僚に相談した人は1割に届かなかった。調子のよいときに、勤め先に相談窓口や産業医がいるか、社外の相談先があるかを一度確かめておくと、気持ちが落ち込んだときに「どこに話せばいいか」で迷わずに済むかもしれない。
調査年月:2026年7月4日~2026年7月7日 調査方法:インターネット調査 調査主体:レバレジーズ 実査委託先:マクロミル 有効回答数:516名 調査対象:企業で働く20代から50代の正社員








