仕事や家事に追われる日には、食事の準備まで手が回らないと感じる人もいるようだ。料理を注文できるフードデリバリーや、食材を自宅まで届けてくれる食材宅配を、忙しい日の助けにしている人もいるだろう。一方で、配達料金が気になって注文をためらったり、届いた料理が冷めていたりした経験がある人もいるかもしれない。

マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングは、全国の20~79歳の男女3,000人を対象に「宅配に関する調査(2026年)」を実施した。フードデリバリー(料理宅配)と食材宅配(食品宅配)について、利用状況や不満点、今後の利用意向などを、2022年・2024年の結果とあわせて示している。

フードデリバリーの利用率、直近3か月で14% 20代は23%

直近3か月にフードデリバリーを利用した人は14%で、2024年の15%と同様の結果だった(2022年は20%)。年代が若いほど利用率は高く、20代は23%、30代は20%だった。なお、2022年・2024年の調査対象は20~69歳の男女2,500人で、2026年は20~79歳の男女3,000人となっている。

フードデリバリーの利用シーン、「自宅に食べるものがないとき」が31%に

直近3か月以内にフードデリバリーを注文した人に利用シーンを聞いたところ(複数回答)、「外食をするのが面倒・時間がないとき」が54%、「料理・自炊をするのが面倒・時間がないとき」が47%で多かった。3番目の「自宅に食べるものがないとき」は31%で、2024年の25%から6pt上昇した。

フードデリバリーの不満点、「配達料金」29%、「温度管理」28%

フードデリバリーの不満点を聞くと(複数回答)、「配達料金がかかる/高い」が29%、「届くまでの温度管理(温かい/冷たいなど料理が適温でない)」が28%、「配達エリアが限られる」が23%で、いずれも2割台だった。「配送時の揺れ・衝撃などで料理が崩れている」は19%で、2024年の17%から増え、増加傾向にある。

フードデリバリーの今後の利用意向、利用経験者では56%

フードデリバリーを今後利用したいかを聞いたところ、「利用したい」「やや利用したい」を合わせた利用意向は26%で、2022年の34%、2024年の29%から低下傾向にある。一方、フードデリバリーを過去に利用したことのある人では、「利用したい」が17%、「やや利用したい」が39%で、合わせて56%に利用意向があった。

食材宅配の利用率、直近3か月で15% 70代は19%

直近3か月に食材宅配を利用した人は15%で、2022年の16%、2024年の15%と大きく変わらなかった。年代別では、70代が19%とやや高めだった。

食材宅配を利用する理由、「お買い物が面倒・時間がないとき」42%

直近3か月以内に食材宅配を利用した人に理由を聞いたところ(複数回答)、「お買い物が面倒・時間がないとき」が42%、「重たいもの・かさばるものを届けてくれる」が38%、「安全・安心である」が31%で上位だった。

食材宅配の不満点、「届くまでの温度管理」が18%で最多

食材宅配の不満点を聞くと(複数回答)、「届くまでの温度管理(冷凍食品やチルド食品など)」が18%、「配達料金がかかる/高い」が17%、「少量を頼みにくい」が15%だった。「届くまでの温度管理」は2022年の12%、2024年の16%から増え、増加傾向にある。

食材宅配の今後の利用意向、利用経験者では64%

食材宅配の今後の利用意向は22%で、2022年の25%、2024年の24%からやや低下した。食材宅配を過去に利用したことのある人では、「利用したい」が29%、「やや利用したい」が35%で、合わせて64%に利用意向があった。

忙しい日の食事、宅配の使い方を一度見直してみる

フードデリバリーと食材宅配は、外食や料理、買い物の手間や時間を省きたいときに使われることが多いようだ。どちらも、配達料金や届くまでの温度管理が不満点の上位に入っていた。どんな日に使っているか、配達料金を含めて月にいくらかかっているかを一度振り返ってみると、自分に合った使い方が見えてくるかもしれない。

調査手法:インターネットリサーチ 調査地域:全国47都道府県 調査対象:2026年:20~79歳の男女/2022年・2024年:20~69歳の男女 調査期間:2026年:9月16日(水)~17日(木)/2024年:9月6日(金)~7日(土)/2022年:9月27日(火)~28日(水) 有効回答数:2026年:本調査3,000サンプル/2022年・2024年:本調査2,500サンプル ※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合がある