コロナ禍の2020年に一気に広がったテレワークは、いまも続けている職場もあれば、出社に戻した職場もある。「週2日は出社」「原則出社」など、ルールの形もさまざまだ。家で働く日、通勤のない朝に慣れた人にとっては、出社の日が増えることに複雑な思いを持つこともあるかもしれない。
ネオマーケティングは、全国の20歳以上のテレワーク経験者1,000人を対象に調査を行った。現在の実施頻度や仕事の生産性の変化、テレワークの良かった点と困った点に加え、出社ルールへの納得度、転職・就職先選びでの重視度、コロナ禍初期と比べた幸福度も聞いている。
テレワークの実施頻度、フルリモートは22.6%
現在のテレワークの実施頻度は、「週5日以上(フルリモート)」が22.6%、「週3~4日」が16.7%、「週1~2日」が22.4%、「月に数回程度」が12.2%だった。「現在は全く実施していない」は26.1%だった。
仕事の生産性、「上がった」「やや上がった」計40.0%
テレワーク実施後の仕事の生産性(効率)について、「上がった」が17.7%、「やや上がった」が22.3%で、計40.0%が向上を実感していた。「どちらともいえない」は49.3%、「やや下がった」「下がった」は計10.7%だった。
良かったことは「通勤時間の削減・ストレスの消失」、困ったことは「運動不足」が最多
テレワークを実施して良かったと感じることは、「通勤時間の削減・ストレスの消失」が54.5%で最も多く、「自分のペースで仕事に集中できる」が43.8%、「身支度の時間が短縮できる」が42.2%、「人間関係のストレスが減る」が37.6%、「仕事の合間にリフレッシュができる」が37.3%と続いた(上位5項目)。
困った・課題だと感じることは、「運動不足になる」が34.9%で最も多かった。次いで「オン・オフの切り替えが難しい」が32.5%、「光熱費(電気代など)の負担が増える」が30.5%、「同僚等とのコミュニケーションが取りにくい」が25.7%、「仕事に適した机や椅子がない」が24.8%だった(上位5項目)。
今後もテレワークを続けたい、計69.1%
今後もテレワークを続けたいかを聞くと、「そう思う」が41.3%、「ややそう思う」が27.8%で、計69.1%が継続に前向きだった。「あまりそう思わない」「そう思わない」は計11.1%だった。
出社・テレワークのルール、「出社回帰が進んだ」29.7%が最多
2020年のコロナ禍初期と比べた、勤務先の出社・テレワークのルールの変化は、「出社回帰が進んだ(テレワークが制限・縮小された)」が29.7%で最も多かった。「ハイブリッドワークとして定着した(週数日の出社ルールがある)」が27.3%、「フルリモートが標準になった」が8.2%、「特に変化はない」が24.3%、「当時は今の会社にいなかったので分からない」が10.5%だった。
出社ルールへの納得、「非常に」「ある程度」計77.9%
現在の「出社ルール」について、「非常に納得している」が25.3%、「ある程度納得している」が52.6%で、計77.9%が納得していると回答した。「あまり納得していない」は14.6%、「全く納得していない」は7.5%だった。
テレワーク時の昼食、「自炊が増えた」25.8%
2020年のコロナ禍初期と比べたテレワーク時の昼食の変化は、「自炊が増えた」が25.8%で最も多かった。「冷凍食品やレトルトの活用が増えた」が10.5%、「コンビニ・スーパーの利用が増えた」が7.7%、「外食(近所の飲食店)が増えた」が6.7%、「デリバリーの利用が増えた」が6.3%で、「特に変化はない」は43.0%だった。
転職・就職先選び、テレワークを「必須条件」とする人は21.9%
転職・就職先を選ぶときのテレワークの重要度は、「必須条件である(できない職場には行かない)」が21.9%、「できればテレワーク可能な職場を選びたい」が40.0%で、合わせて61.9%だった。「あれば嬉しいが、必須ではない」は22.7%、「全くこだわらない」は15.4%だった。
コロナ禍初期と比べた幸福度、「高くなった」計41.7%
2020年のコロナ禍初期と比べた現在の自身の幸福度は、「非常に高くなった」が11.0%、「やや高くなった」が30.7%で、計41.7%が向上を実感していた。「変わらない」は50.1%だった。
テレワークの頻度別に見ると、週3~5日実施する層では「非常に高くなった」が20.1%、「やや高くなった」が32.6%で、計52.7%だった。月1日~週2日の層では「非常に高くなった」5.5%、「やや高くなった」38.7%、現在は実施していない層では4.6%、17.2%だった。
自分の働き方で、何を大事にしたいか確かめる
テレワーク経験者の7割近くが今後も続けたいと考える一方、出社ルールには8割近くが納得していた。出社の日とテレワークの日、それぞれで助かっていることと困っていることを書き出してみると、通勤時間なのか、集中できる環境なのか、自分が働き方で何を大事にしたいのかを整理しやすくなるかもしれない。
調査の対象:全国20歳以上の男女・テレワーク経験者 有効回答数:1,000人 調査方法:ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式 調査実施日:2026年8月27日(木)~2026年8月28日(金) 調査実施機関:ネオマーケティング
調査結果の詳細:ネオマーケティング「テレワークの実態と定着に関する調査」







