ネット通販では、商品を実際に手に取って確認できないため、商品の説明や購入者のレビューが判断材料となる。高評価が多い商品でも、低評価のレビューを読んで購入をためらったり、自分の使い方に合うかを確かめたりすることがある。
システムリサーチが運営する「創作品モールあるる」は、全国の20~59歳の男女250人を対象に「購入前の検索行動」に関するアンケート調査を実施した。
調査では、約6割が欲しい商品の悪い口コミやデメリットを購入前に確認しており、その内容によって購入を見送ったり、別の商品を選んだりしている実態が明らかになった。
商品購入前、59.6%が悪い口コミやデメリットを調べる
欲しいと思った商品について、購入前にあえて悪い口コミやデメリットを調べたことがあるかを尋ねたところ、「毎回調べる」が16.0%、「よく調べる」が43.6%だった。合わせて59.6%が購入前に悪い情報を調べると回答した。
一方、「ほとんど調べない」は24.0%、「まったく調べない」は16.4%だった。
悪い口コミやデメリットを調べる理由について、「まったく調べない」と答えた人を除く209人の回答をみると、「買ってから後悔したくないから」が71.3%で最多となった。
次いで「商品の欠点も知ったうえで判断したいから」が53.6%、「実際に使った人の不満を知りたいから」が44.0%だった。
このほか、「良い口コミだけでは信用しきれないから」が42.6%、「自分に合わない点がないか確認したいから」が34.0%、「価格に見合う商品か確かめたいから」が33.0%だった。
購入後の後悔を避けたいという理由が最も多く、商品の良い点だけでなく、欠点や利用者の不満も把握したうえで購入を判断しようとする傾向がうかがえる。
悪い口コミの確認先、最多は「ECサイトの商品レビュー」65.6%
悪い口コミやデメリットを確認する場所について、209人に複数回答で尋ねたところ、「ECサイトの商品レビュー」が65.6%で最多だった。
次いで「Googleなどの検索エンジン」が56.9%となり、「ブログ・口コミサイト」16.3%、「YouTube」15.3%、「X」11.5%が続いた。
「掲示板・Q&Aサイト」は7.2%、「AI」は5.3%、「Instagram」は3.8%、「TikTok」は1.0%だった。
悪い情報を調べる場所は、SNSよりもECサイトの商品レビューや検索エンジンが中心となっている。実際の購入者による評価や、検索で見つかる情報を購入判断の参考にしている様子がうかがえる。
悪い情報を確認後、50.2%が「購入を見送った」経験あり
悪い口コミやデメリットを確認した後、どのような行動をとったことがあるかを209人に複数回答で尋ねた。
その結果、「購入を見送った」が50.2%で最多となり、「別の商品を購入した」が34.9%だった。
一方、「購入を迷ったが、最終的には購入した」は34.5%、「悪い情報を確認したうえで購入した」は29.2%だった。
悪い口コミを確認して購入を見送る人がいる一方、デメリットを把握したうえで購入に踏み切る人もいる。悪い情報を見たことが、必ずしも購入中止につながるわけではないようだ。
購入をやめた理由、55.1%が「自分にとって許容できない欠点」
悪い口コミやデメリットを確認した結果、購入をやめた・別の商品を選んだ理由について、127人に複数回答で尋ねた。
最も多かったのは「自分にとって許容できない欠点があったから」で55.1%だった。
次いで「同じ不満を複数の人が書いていたから」が41.7%、「悪い口コミが多かったから」が34.7%、「商品説明では分からなかった欠点を知ったから」が33.1%となった。
また、「価格に見合わないと感じたから」は29.9%、「他の商品にも同じような欠点がないか比較した結果、別の商品を選んだから」は26.0%だった。
悪い口コミの件数そのものより、自分が受け入れられない欠点があるかどうかが、購入をやめる理由として多く挙げられた。
また、同じ不満が複数の人から指摘されていることや、商品説明だけでは分からなかった欠点を知ることも、購入判断に影響している。
今回の調査では、欲しい商品であっても購入前に悪い情報まで調べる人が約6割に上った。悪い口コミの多さだけで判断するのではなく、指摘されている欠点が自分の用途や希望にとって許容できるかを確かめることが、納得できる買い物につながりそうだ。
【調査概要】 調査対象:20歳~59歳の男女 調査期間:2026年9月16日 調査機関:クラウドソーシングサイト 調査方法:各質問項目の回答割合を算出 有効回答数:250名
出典:創作品モールあるる




