睡眠の悩みは、単に「何時間眠れたか」だけでは捉えにくい。寝つき、途中で目が覚めるか、起床時の目覚めなど、複数の要素が関わる。とくに仕事や家事で起床時刻を変えにくい人にとって、布団に入ってから眠るまでの時間が長いと、寝床にいる時間と実際に眠れる時間に差が生じる。

アリナミン製薬は全国の20~60代の社会人男女500人を対象に「入眠」をテーマとした調査をした。直近1週間の寝つきの悪さや翌日のコンディション、眠れない原因として意識することなどを尋ねている。なお、結果は回答者自身の認識を示すもので、寝つきの悪さと翌日の不調や各要因との因果関係を示すものではない。

59.0%が1週間に1日以上「寝つきの悪い日」を経験

直近1週間で寝つきが悪かった日数を尋ねたところ、「0日」は41.0%で、59.0%が「1日以上あった」ことになる。「3日以上」は28.0%、「5日以上」は12.6%で、「毎日」にあたる7日は8.2%だった。

普段、布団に入ってから眠るまでにかかる時間では、「10分未満」21.8%、「10~20分未満」27.4%、「20~30分未満」22.6%だった。一方、「30分以上」は計28.2%で、「1時間以上」は計12.6%となっている。

78.4%が翌日のコンディションへの影響を感じる

前日の寝つきの悪さが翌日のコンディションにどの程度影響するかを尋ねると、「非常に影響する」が20.0%、「影響する」が58.4%で、合わせて78.4%だった。

一方、「影響しない」は16.6%、「全く影響しない」は5.0%となった。リリースでは、これらは回答者自身の認識を尋ねた結果であり、寝つきの悪さが翌日の不調を直接引き起こしたことを示すものではないとしている。

平日の睡眠時間、57.4%が「足りていない」と回答

平日の睡眠時間については、「足りていない」が44.8%、「全く足りていない」が12.6%で、計57.4%が不足を感じていた。

さらに、普段寝つくまでにかかる時間別にみると、入眠に時間がかかる人ほど、睡眠時間を「足りていない」「全く足りていない」と感じる割合が高くなる傾向がみられた。

リリースでは、仕事や生活などによって必要な睡眠時間そのものを確保できていない「睡眠不足」と、寝つけない、途中で目が覚めるなど、眠ろうとしても思うように眠れない「不眠」は異なるものとして整理している。寝床にいる時間と、実際に眠っている時間も同じとは限らない。

20~50代は「ストレス」、60代は「加齢」が最多

各年代100人(複数回答)で、自身が眠れていない原因だと思うものを年代別にみると、20代から50代までは「ストレス」が1位となった。30代では44.0%、20代と50代では36.0%、40代では27.0%だった。

60代では「加齢」が33.0%で1位となり、「ストレス」22.0%、「運動不足」17.0%と続いた。50代でも「加齢」が32.0%で2位に入っており、年代によって意識する要因に違いがみられる。

「眠れない理由は体内時計が乱れているからだと思いますか」との質問では、「非常に思う」「思う」を合わせた割合が、20代64.0%、30代51.0%、40代55.0%、50代56.0%、60代44.0%だった。60代を除く年代で半数を超えている。

ただし、これも実際の原因を特定した結果ではなく、回答者が眠れない理由をどのように捉えているかを示したものだ。

睡眠で最も気にしているのは「睡眠の質が高いか」28.0%

自身の睡眠で最も気にしているものでは、「睡眠の質が高いか」が28.0%で最多だった。「睡眠時間が確保できているか」が15.0%、「起床時の目覚めが良いか」が13.6%、「入眠(寝つき)が良いか」が9.6%、「睡眠中に起きないか」が8.8%と続いた。

アリナミン製薬は今回、睡眠への入口である「入眠」に着目し、自分の睡眠状態を理解して体内時計を生かして適切に行動する力を「入眠力」と表現している。また、体内時計がずれている状態だけでなく、本来備わっている睡眠・覚醒のリズムをうまく感じられない状態を「体内時計ロス」という視点で捉えている。いずれも同社が今回の調査で提示した考え方だ。

睡眠に不満を感じたときは、「睡眠の質が悪い」とひとまとめにせず、どこが気になっているのかを具体的に振り返ってみたい。寝つき、睡眠時間、途中で目が覚めるか、起床時の目覚めなど、まず自分の睡眠の状態を整理することが、見直すポイントを考える手掛かりになる。

実施時期:2026年8月3日(月)~8月6日(木) 調査方法:インターネット調査 内容:入眠に関する意識調査 調査対象:全国の20~60代の社会人男女500名(男性50.0%、女性50.0%) 調査機関:ネオマーケティング