結婚式を挙げるか、どれくらいの規模にするかは、結婚を控える人にとって大きな支出と準備に関わる選択だ。会場や衣装だけでなく、料理、引出物、写真、演出など検討項目も多く、招待人数によって費用の組み立て方も変わる。マイナビウエディングの2026年調査では、結婚式実施率は59.4%と約6割を維持する一方、披露宴の招待人数は平均60.4人に増え、総額費用も平均326.1万円で調査開始以来最高となった。料理や引出物などゲスト向け項目へのこだわりも前年より高まっており、これから式を考えるカップルが予算や優先順位を考える際の参考になる結果である。

結婚式実施率59.4%、直近3年間は約6割で推移

マイナビが運営する結婚準備情報サイト「マイナビウエディング」が、2025年7月から2026年6月までに結婚した全国の20~49歳男女を対象に調査したところ、「結婚式実施済」は42.9%、「結婚式を挙げる予定」は16.5%だった。両者を合わせた結婚式実施率は59.4%で、前年の59.1%から微増した。 結婚式実施率は2024年が58.2%、2025年が59.1%、2026年が59.4%と、直近3年間は約6割の水準で推移している。一方、「結婚式を挙げていない・挙げる予定はない」は24.6%で、前年の26.3%を下回った。

披露宴・ウエディングパーティの招待人数は平均60.4人となり、前年の56.2人から増加した。人数別では「30~60人未満」が37.4%で最も多い。「30人未満」は前年の24.4%から21.5%に低下した一方、「90人以上」は16.8%から19.3%に増えた。

結婚式の総額費用は平均326.1万円、料理へのこだわり46.7%

結婚式実施者のうち、披露宴・ウエディングパーティを行った人の総額費用は平均326.1万円だった。前年の315.9万円から10.2万円増え、調査開始以来の最高額となった。 費用帯では「300万~400万円未満」が22.4%で最も多く、「100万~200万円未満」が18.1%、「200万~300万円未満」が17.2%と続いた。

結婚式で「妥協しなかったこと・こだわったこと」では、「料理」が46.7%で最多となり、前年から3.1ポイント増えた。「衣装」は34.8%、「ドリンク」は25.0%、「引出物・引菓子」は23.8%だった。このうち「引出物・引菓子」は前年から3.3ポイント増加している。

披露宴・ウエディングパーティでコース料理を選んだ人の1人あたりの料理費用(飲み物を除く)は平均18,291円だった。前年の17,292円を上回っている。 マイナビウエディングは、物価上昇の影響に加え、料理や引出物などゲストへのおもてなしに関わる項目へのこだわりの高まりも、総額費用の増加に影響している可能性があるとしている。

結婚を機にお金をかけたい1位は「婚約・結婚指輪」43.0%

結婚を機にお金をかけようと思ったことでは、「婚約・結婚指輪」が43.0%で最も多く、前年から4.3ポイント増えた。 「結婚式」は33.2%で、前年の26.1%から7.1ポイント増加。「結婚の記念写真」は28.6%で3.3ポイント増、「結婚の記念旅行」は21.5%で2.6ポイント増となった。

結婚式の実施率そのものは約6割で推移しているが、招待人数や総額費用、料理や引出物へのこだわりには前年から変化がみられる。結婚式の実施を検討している人は、総額だけでなく招待人数や料理、引出物など項目ごとの優先順位を整理し、自分たちに合う規模や予算を確認しておきたい。

調査名/マイナビウエディング「2026年 結婚・結婚式の実態調査」 調査期間/2026年7月16日(木)~7月21日(火) 調査方法/インターネット調査 調査対象/①2025年7月~2026年6月までに結婚した全国の20~49歳までの男女、②2025年7月~2026年6月に結婚式を実施した全国の20~49歳までの男女 有効回答数/①1,038名、②1,000名 調査機関/マイナビ「マイナビウエディング」(パネル提供元:外部調査会社) ※四捨五入のため、内訳の和が100%にならない場合がある。 ※厚生労働省「人口動態統計 確定数 婚姻」をもとに年代・エリア別でウエイト値を設定し、ウエイトバック集計を行った推計値を掲載。