職場では、同じ内容でも伝えるタイミングや言い方によって、相手の受け止め方が変わることがある。上司への報告、同僚への依頼、後輩への指示、メールやチャットなど、日々の業務には人間関係への配慮が必要な場面が多い。

AZWAYが現在働いている300人を対象に実施した調査では、職場で気を遣う場面がある人が9割を超え、最も気を遣う相手は「直属の上司」だった。一方で、88.7%は「この人がいてくれて助かった」と感じた経験もあると回答している。職場で何に気を遣い、どのような支えに助けられているのかまで調査結果からみていく。

「発言のタイミングや言い方」72.3%、40代では85.5%

職場の人間関係で気を遣うことを複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「発言のタイミングや言い方」の72.3%だった。「上司の機嫌への配慮」が31.3%、「仕事の頼み方」が28.3%、「同僚・先輩との距離感」が25.3%と続いた。

年代別では、「発言のタイミングや言い方」は40代で85.5%と特に高かった。20代は66.2%、30代は70.3%、50代は75.0%となっている。

一方、20代では「メール・チャットの文面」が33.8%と、他の年代より高かった。対面での会話だけでなく、テキストでの伝え方にも気を遣う様子がみられる。

職場で気を遣う場面が「ある」は94.3%

職場の人間関係で「気を遣う」と感じる場面について、「たまにある」は49.7%、「とても多い」は44.7%だった。両者を合わせて94.3%が気を遣う場面があるとしている。

「ほとんどない」は5.0%、「まったくない」は0.7%だった。業務そのものだけでなく、相手への伝え方や職場での距離感なども、多くの人が意識していることが分かる。

年代別集計では、「とても多い」と回答した割合は30代が50.8%、40代が46.8%、20代が40.5%だった。

最も気を遣う相手は「直属の上司」38.3%

職場で最も気を遣う相手は、「直属の上司」が38.3%で最多だった。次いで「先輩」が22.7%、「後輩・部下」と「同僚」がそれぞれ11.0%となった。

年代別では、20代は「先輩」が31.1%と他の年代より高かった。一方、「直属の上司」は40代で41.9%、30代で39.0%、50代で38.9%となっている。

ストレスの対処法は「家族・パートナーに愚痴る」52.0%

職場の人間関係でストレスを感じたときの対処法を複数回答で聞くと、「家族・パートナーに愚痴る」が52.0%で最多だった。「趣味や運動で発散」が31.0%、「職場とは無関係の友人に話す」が24.7%、「我慢する・何もしない」が23.0%と続いた。

年代別では、20代の63.5%が「家族・パートナーに愚痴る」と回答。40代では「趣味や運動で発散」が51.6%と高かった。

88.7%が職場で「この人がいてくれて助かった」経験

職場で「この人がいてくれて助かった」と感じた経験について、「たまにある」は44.7%、「よくある」は44.0%だった。両者を合わせた88.7%が、職場で誰かに助けられた経験があると回答している。

助かったと感じた行動は、「さりげなくフォローしてくれた」が27.3%で最も多く、「困っているときに声をかけてくれた」23.7%、「愚痴や悩みを聞いてくれた」22.0%と続いた。

今の職場の人間関係、「70〜89点(まあまあ良い)」が43.3%

今の職場の人間関係に対する評価は、「70〜89点(まあまあ良い)」が43.3%で最多だった。「90〜100点(とても良い)」は14.3%で、両者を合わせて57.7%が人間関係をおおむね良好と評価している。

一方、「30〜49点(やや悪い)」は9.3%、「0〜29点(かなり悪い)」は4.3%だった。

大切だと思うことは「報連相がしやすい雰囲気」32.0%

職場の人間関係で一番大切だと思うことは、「報連相がしやすい雰囲気」が32.0%で最多だった。「適度な距離感」が26.3%、「困ったときに助け合える関係」が13.0%、「お互いの仕事を尊重する姿勢」が12.7%と続く。

年代別では、20代と30代で「適度な距離感」がそれぞれ28.4%、28.8%だった。40代では「報連相がしやすい雰囲気」が35.5%、「お互いの仕事を尊重する姿勢」が24.2%となっている。

気を遣う場面が多い職場でも、さりげないフォローや一言に助けられた経験を持つ人は多い。自分がどのような場面で気を遣っているかを振り返るとともに、困っている人への声かけや報告・相談のしやすさなど、日々の職場でできるコミュニケーションを見直すきっかけにしてみてはいかがだろうか。

調査名:職場環境に関するアンケート 調査対象:現在お勤めの方 調査期間:2026年6月10日 調査方法:インターネット調査 回答者数:300人 回答者属性:20代74人、30代118人、40代62人、50代36人、60代8人、70代2人 備考:複数回答の設問は、合計が100%にならない。