海外の取引先との会議や商談、プレゼンテーションでは、発音だけでなく、自分の考えや情報を相手に正確に伝える力も求められる。ネイティブキャンプが外国人講師1,243人を調査したところ、仕事・ビジネス場面で「相手に伝わる発音で話す」「適切な単語や表現を使う」「自信を持って相手に伝えようとする」は、いずれも97.3%が「とても大切」「やや大切」と回答した。

一方、「ネイティブスピーカーに近い発音で話す」は78.8%で7項目中最も低く、ビジネス英語で重視される要素に差がみられた。仕事で英語を使う人が学習の優先項目を考える際の参考となる結果だ。

「伝わる発音」「適切な表現」「自信」が各97.3%

仕事・ビジネス場面で英語を使う際に大切だと思う7つの要素について、「とても大切」「やや大切」と回答した割合をみると、「相手に伝わる発音で話す」「適切な単語や表現を使う」「自信を持って相手に伝えようとする」が、いずれも97.3%で最も高かった。

続いて、「間違いを恐れずに会話を続ける」が95.5%、「正しい文法を使う」が94.5%、「聞き返されたときに別の言葉で言い換える」が92.7%となり、7項目のうち6項目で9割を超えた。

一方、「ネイティブスピーカーに近い発音で話す」も78.8%が大切と回答したものの、7項目の中では最も低かった。

「ネイティブスピーカーのような発音」はビジネスで72.6%

別の設問では、「ネイティブスピーカーのような発音」がどの程度必要だと思うかを尋ねている。

「とても必要」「やや必要」と回答した割合は、旅行・日常生活などの一般場面では50.4%、仕事・ビジネス場面では72.6%だった。仕事・ビジネス場面のほうが22.2ポイント高い。

ただし、この結果は、ビジネスで英語を使うために「ネイティブスピーカーと同じような発音が必須である」ことを示すものではない。7つの要素を比較した設問では、「ネイティブスピーカーに近い発音で話す」の78.8%より、「相手に伝わる発音で話す」など3項目の97.3%のほうが高かった。

ビジネスでは発音・文法・言い換えを重視する割合が上昇

旅行・日常生活などの一般場面と仕事・ビジネス場面を比較すると、7つの要素すべてで「とても大切」「やや大切」と回答した割合が上昇した。

上昇幅が最も大きかったのは「ネイティブスピーカーに近い発音で話す」で、一般場面の60.1%から仕事・ビジネス場面の78.8%へ18.7ポイント上昇した。

「正しい文法を使う」は83.0%から94.5%へ11.5ポイント、「聞き返されたときに別の言葉で言い換える」は85.0%から92.7%へ7.7ポイント上昇している。

なお、ここで示した60.1%から78.8%という結果は、7つの要素について「どの程度大切だと思うか」を尋ねた設問によるものだ。前述の50.4%から72.6%は、「ネイティブスピーカーのような発音」がどの程度必要かを尋ねた別の設問で、設問と回答尺度が異なる。

実際に使う場面に合わせて学習項目を確認

今回の調査では、ビジネス場面で発音や文法などを重視する割合が旅行や日常生活の場面より高かった一方、「相手に伝わる発音で話す」「適切な単語や表現を使う」「自信を持って相手に伝えようとする」は各97.3%だった。仕事で英語を学ぶ際は、実際に使う場面を想定しながら、発音だけでなく表現や文法、言い換えなども含めて学習項目を確認してみてはいかがだろうか。

調査概要:調査名「英語の発音に関する意識・実態調査」 調査主体:ネイティブキャンプ 調査期間:2026年8月3日~8月8日 調査方法:インターネット調査 調査対象:ネイティブキャンプの外国人講師 有効回答数:1,243名

※本調査は、調査に回答したネイティブキャンプの外国人講師を対象としたものであり、外国人講師全体またはネイティブキャンプ講師全体の傾向を示すものではない。