結婚後に振り返って「交際中にもっと確認・話し合っておけばよかった」と思うテーマを尋ねたところ、最も多かったのは「お金の使い方・貯金」(29.6%)だった。次いで「子どもについての考え」(28.1%)、「困ったときの支え合い方、意見が違ったときの向き合い方」(20.1%)と続いた。

幸せを感じる人、「話しにくいテーマ」も交際中に話し合う傾向

現在の結婚生活に「幸せを感じている」とした663人と、「幸せを感じていない」とした137人を比較すると、幸せを感じている人では、家事の分担やお金、子ども、仕事・キャリアなど9つのテーマすべてについて、6割以上が交際中に話し合えていた。

一方、幸せを感じていない人では、9テーマすべてで話し合えていた割合が5割を下回った。

両者の差が最も大きかったのは「お金の使い方・貯金」で、幸せを感じている人の70.1%が交際中に話し合えていたのに対し、幸せを感じていない人では29.2%となり、40.9ポイントの差があった。

「お互いの気持ちや愛情の伝え方」でも、幸せを感じている人は70.1%、感じていない人は30.7%と39.4ポイントの差がみられた。

ただし同調査では、「関係が良好だからこそ話しやすい」という逆方向の影響も考えられるとしており、交際中の話し合いと現在の幸福度との因果関係については特定できないとしている。

「お金」を話し合えた人、現在の価値観合致率は87.5%

交際中に各テーマについて「話し合えた人」と「話し合えなかった人」で、現在の価値観が合っていると感じる割合を比較したところ、9テーマすべてで「話し合えた人」のほうが高かった。両者の差は22.4~37.3ポイントだった。

最も差が大きかったのは、結婚後の後悔でも1位だった「お金の使い方・貯金」。交際中に話し合えた人の87.5%が現在、価値観が合っていると回答した一方、話し合えなかった人では50.2%となり、37.3ポイントの差がついた。

また、交際中に意見の違いや違和感を覚えた際の対応別に現在の幸福実感率をみると、「自分の中で整理したうえで相手に伝えていた」人は92.6%、「言葉にして相手と話し合っていた」人は92.2%だった。

これに対し、「相手にはあまり伝えなかった」人は68.9%、「見ないようにしていた」人は56.6%となった。

調査対象は全国の婚活経験のある20~49歳の既婚者800人で、内訳は男性362人、女性438人。調査主体は、パーソナル婚活サービス「naco-do」などを運営するいろものの調査研究機関「ナコード総研」。