未経験からエンジニア職への転職を考える人にとって、気になるのが「リモートで働けるのか」「残業や休日出勤はどの程度あるのか」といった転職後の働き方ではないだろうか。今回の機械・電気電子エンジニア(機電エンジニア)を対象とした調査では、機電エンジニアの働き方は出社を中心とする一方、勤務時間には柔軟性がある実態が示された。

また、転職後の満足度についても調査し、「仕事へのやりがい・責任感」「ワークライフバランス」などをメリットとして挙げる回答があった。

約7割が「出社」勤務、フレックスは46.5%

BREXA Technologyが運営する「テニショクエンジニア」は、未経験(異業種)からエンジニア職へ転職した20代・30代の男女200人のうち、現在機電エンジニアに従事する71人を対象に、「働き方と満足度」に関する調査を実施した。調査時期は2026年5月、インターネット調査(Rakuten Insight)で行った。

現在の勤務形態については、「出社(リモート勤務はない)」が69.0%で最も多かった。次いで「ハイブリッド(出社頻度・多:週3日以上)」が19.7%、「ハイブリッド(出社頻度・少:週2日以下)」と「フルリモート」がそれぞれ5.6%だった。

なお、同調査でITエンジニアを対象とした結果では、「出社」が34.4%、「ハイブリッド勤務」が50.0%だった。これらの調査結果から、機電エンジニアはITエンジニアと比べ、出社を中心とする働き方が主流となっていることがわかる。その背景として、実際の機械やハードウェアに触れる機電エンジニアの業務特性があると考えられる。

機電エンジニアの現在の勤務形態

機電エンジニアは出社を中心としながらも、勤務時間には柔軟性がある実態も明らかになっている。フレックス勤務の実態については、「フレックス(コアタイムあり)」が26.8%、「フルフレックス」が19.7%で、合わせて46.5%だった。「固定勤務」は47.9%、「所属/案件によって変動」は5.6%となった。

機電エンジニアのフレックス勤務の運用実態

残業は「月10時間以上〜45時間未満」が54.9%

直近1年の月平均残業時間については、「10時間以上〜20時間未満」が31.0%で最も多く、次いで「20時間以上〜45時間未満」が23.9%、合わせて54.9%と半数以上を占めている。

一方、「45時間以上」は12.7%にとどまった。「5時間以上〜10時間未満」は18.3%、「なし〜5時間未満」は14.1%だった。

機電エンジニアの直近1年における月平均残業時間

休日出勤については、「数回あった」が46.5%で最も多く、次いで「頻繁にある」が9.9%で、合わせて56.4%が転職後1年間に休日出勤を経験していた。

一方、「1度もない(今後、発生する可能性はあると思う)」は19.7%、「1度もない(これからも無いと思う)」は23.9%だった。

転職後1年間の休日出勤経験

休日出勤の理由としては、顧客の休日に合わせて必要な作業を行う計画的なものや、設備不具合などによる突発的なものが挙げられた。

約69%が「転職してよかった」と回答

他職種からエンジニアへ転職してよかったと思うかを10段階で聞いたところ、「7~10」は49.3%となった。「6」の19.7%を含めると、約69%が肯定的に回答した。「1~4」は14.1%だった。

他職種からエンジニアへ転職してよかったか

エンジニアになって感じるメリットでは、「仕事へのやりがい・責任感が増した」が26.8%で最多だった。次いで「ワークライフバランスが良くなった」が22.5%、「自由に使えるお金が増えた」が21.1%、「自分のペースで働けるようになった」と「成長を感じる」がそれぞれ19.7%となった。

エンジニアになって感じるメリット

また、未経験から機電エンジニアに転職する際に大切なこととして、「数学と物理の勉強はしておいた方が良い」といった声や、未経験の段階で必要な知識をすべて身につけようとするのではなく、実務を始めて不足しているものを学んでいくことを勧める声も寄せられた。

まとめ

今回の調査では、未経験から機電エンジニアへ転職した人の69.0%が出社勤務であり、機電エンジニアは出社勤務を中心とすることがわかる。一方で、「フレックス(コアタイムあり)」と「フルフレックス」を合わせて46.5%で、勤務時間に柔軟性のある勤務制度を利用している人も少なくないことがわかった。また、休日出勤を経験した人は56.4%だった。

転職後の満足度については、転職してよかったとする肯定層が約69%を占めている。転職後に「望んでいた働き方と違う」ということにならないよう、機電エンジニアへの転職を考える場合は、リモート勤務の有無だけでなく、勤務時間の制度、残業時間、休日出勤の有無や発生理由など、自分が重視する条件を確認しておきたい。

今回の調査対象者の声や詳細なデータは、テニショクエンジニアの調査記事で確認できる。

参考: テニショクエンジニア「未経験から機電エンジニアへ転職した先輩71人の告白」