40代になると、仕事である程度の経験を重ねる一方で、この先も同じペースで働き続けるのか、仕事と家庭・私生活をどう両立するのかを考え直す場面が出てくることもあるだろう。GLAMが調査した結果では、40代の働く女性の9割超が、20代・30代の頃と比べて仕事やキャリアへの考え方が変わったと回答した。
変化の内容で最も多かったのは、「評価や我慢より、自分の心身の健康を優先する」「出世より、無理なく続けられる働き方を大切にする」という回答で、いずれも36.3%だった。転職や今後のキャリア設計を考える40代女性だけでなく、女性人材の定着や働きやすい職場づくりを進める企業にとっても参考になる結果となっている。
91.0%が20代・30代の頃からキャリア観が変化
大人女子向けライフスタイルメディア「GLAM」を運営するモードメディア・ジャパンは、40代働く女性300人を対象に「これからの働き方・キャリア観」に関する意識調査を実施した。調査日は2026年7月13日。
40代になってから、働き方やキャリアに対する考え方が20代・30代の頃と変わったかを聞いたところ、「ある程度変わったと感じる」が56.3%、「大きく変わったと強く感じる」が34.7%だった。合わせて91.0%が変化を実感している。
一方、「あまり変わらない」は7.0%、「全く変わらない」は2.0%だった。
「心身の健康」と「無理なく続けられる働き方」が同率1位
働き方に対する考え方がどのように変化したかでは、「『まわりの評価・我慢』より、『自分の心身の健康・ラクさ』を優先するようになった」と、「『頑張り続ける・出世する』より、『無理なく長く続けられる働き方』を大切にするようになった」が、ともに36.3%で最も多かった。
「『会社や役割に合わせる』より、『自分らしく・自分のペースで働く』ことを選ぶようになった」は21.7%。「特に変化していない」は3.7%だった。
95.3%が何らかの働き方の習慣を見直し
40代になってから「もう無理をするのはやめた・手放した」働き方の習慣を複数回答で聞くと、95.3%が何らかの働き方の習慣を手放した。
最も多かったのは「家庭や自分を犠牲にしてまでの仕事優先」の45.3%。次いで「苦手な人・理不尽な相手に無理して合わせること」が44.7%、「『休むと申し訳ない』という気持ち」が40.0%だった。
このほか、「付き合い残業・飲み会・休日の仕事関連の付き合い」は33.0%、「残業・持ち帰り仕事などの長時間労働」は30.7%となっている。
これから優先したいのは「心身の健康を保てる無理のない働き方」
今後の働き方で大切にしたいことを複数回答で聞いたところ、「心身の健康を保てる無理のない働き方」が66.3%で最多だった。
2位は「家庭・プライベートと両立できる時間の柔軟さ」の56.3%、3位は「適度な人間関係・気持ちよく働ける職場」の33.0%。「長く続けられる安定した環境」も30.7%となった。
自由回答では、コロナ禍を経て働き方を考え直したという声や、仕事だけでなく家庭や自分の時間とのバランスを重視するようになったという声、体力面や精神面を理由に転職したという回答も寄せられた。
今回の調査では、回答した40代の働く女性が仕事を優先し続けることよりも、心身の健康や時間の柔軟さなどを重視する傾向がみられた。今後の働き方を考える際には、収入や役職だけでなく、自分が無理なく長く働き続けるために何を優先したいのか、改めて整理してみてはどうだろうか。
出典:GLAM



