台風の接近を、どれくらいの人が警戒しているのだろうか。

台風が近づくと、進路や雨風の強さだけでなく、停電や断水、交通機関への影響など、日常生活のさまざまな部分が気になってくる。全国の20~69歳1,100人を対象とした調査では、台風を警戒している人と、していない人がおよそ半数ずつに分かれた。一方、年代によって警戒感や情報の集め方には違いもみられる。台風シーズンに、自分が何を不安に感じ、どこから情報を得ているのかを振り返る参考になりそうだ。

クロス・マーケティングは、全国20~69歳の男女を対象に「台風に関する調査(2026年)」を実施した。調査期間は2026年8月7~8日、有効回答数は1,100サンプル。

台風への意識について、「かなり警戒しており、最新情報を毎回細かく確認する」は7.9%、「ある程度警戒しており、自分に影響がありそうな時は情報を確認する」は41.5%で、「警戒している・計」は49.4%だった。

一方、「あまり警戒していないが、直前になったら情報を確認する」は30.7%、「まったく警戒していない・意識していない」は19.9%で、「警戒していない・計」は50.6%となった。

年代別では、50代の58.6%、60代の60.5%が「警戒している」と回答。一方、20代は60.5%、30代は61.8%が「警戒していない」と回答しており、年代が上がるほど警戒意識が高い傾向がみられた。

台風接近で最も不安なのは「ライフラインの停止」

台風が接近・上陸する際に不安に思う被害では、「停電・断水・ガス停止などライフラインの停止」が45.6%で最も高かった。次いで「強風や飛来物による自宅の損壊・全半壊」29.5%、「交通機関の運休・遅延」28.9%、「道路や周辺の冠水」28.6%、「川の氾濫・高潮」26.8%と続いた。

年代別では、「停電・断水・ガス停止などライフラインの停止」は40~60代で高く、50代では58.2%だった。

情報源は「テレビ」が56.5%、SNSは20~30代で2割台

台風が接近・上陸する際の情報源では、「テレビのニュース・気象情報」が56.5%で最多となった。「ニュースサイト・アプリ」が41.3%、「気象庁など気象情報専門サイト・アプリ」が24.9%で続いた。

「テレビのニュース・気象情報」「ニュースサイト・アプリ」は年代が上がるほど割合が高くなる傾向がみられた。一方、「SNS」は全体では14.8%だったが、20~30代では2割台となっている。

気になる影響、トップは「台風の進路予想」

台風の影響で気になることでは、「台風の進路予想が気になる」が35.0%でトップだった。

次いで「天気予報や台風情報を何度も確認してしまう」26.3%、「通勤・通学への影響」25.1%、「買い物に行けなくなる」22.5%、「『今回の台風は過去最強クラス』とよく耳にする」19.7%などが続いた。

ほかにも「予定していた外出や行事の中止・変更」が19.2%、「十分な備えができていないと感じる」が18.8%となるなど、台風による生活への影響を気にする人もみられた。

「季節関係なく何度も発生」「降水量の方が異常性がある」との声も

最近の台風について感じることを自由回答で尋ねたところ、「季節関係なく何度も何個も発生する」「近年勢力が増しており、都市部も被害に遭うようになってきたことから、身近な災害と感じるようになった」「風量より降水量の方が異常性がある気がする」といった声が寄せられた。

また、「交通インフラへの影響や計画運休が増えている」「過去の事例が通用しないと思って対応している」「天気アプリやSNSなどで情報を得やすくなった」といった回答もあった。

台風への警戒感や情報収集の方法には、年代による違いがみられた。接近が予想される際は、進路や雨風の情報だけでなく、停電や断水、交通機関など生活への影響も含め、自分に必要な情報を確認しておきたい。

調査結果の詳細